22日の海外動向 米国株はファイザーのワクチンへの期待などで堅調、大阪ナイトは22760円

23日の大阪ナイトセッション日経平均先物9月物は前日比10円高の22760円、高値は23日04時50分の22790円、安値は22日18時09分の22630円でした。22日のNYダウは3日続伸、前日比165.44ドル高の27005.84ドルでした。ナスダック総合株価指数は反発、同25.76ポイント高の10706.13ポイントでした。ファイザーは22日、独製薬ベンチャーと開発中のワクチンの安全性と有効性が確認された場合、米政府は19億5000万ドルを支払い1億本を調達する(最大5億本を追加購入する可能性もある)と発表しました。これが好感されました。また、午後に与党の共和党の議員が7月末で期限が切れる失業給付の増額分を減らすものの、期間を年末まで延ばす方針で検討していると伝わったことも買い材料になりました。その一方、米国務省報道官が22日、ヒューストン市にある中国総領事館の閉鎖を指示したと発表したことは上値圧迫材料でした。NY原油先物相場は反落、WTI期近の9月物は前日比0.02ドル安の1バレル41.90ドルでした。NY金先物相場は4日続伸、8月物は前日比21.2ドル高の1トロイオンス1865.1ドルでした。一時は1866.8ドルと、中心限月として2011年9月以来ほぼ9年ぶりの高値を付ける場面がありました。NY円相場は反落、前日比35銭円安・ドル高の1ドル=107円10~20銭でした。

 

なお、テスラが22日夕に発表した2020年4~6月期決算で最終損益は1億400万ドルの黒字でした。特別項目を除く1株損益は2.18ドルの黒字と、市場予想の0.02ドルの赤字を大幅に上回りました。4四半期連続の黒字決算となり、S&P500種株価指数の採用に向けて唯一残っていた条件をクリアしました。新型コロナ影響が見通しにくく、20年12月期通期予想の発表は引き続き見送ったものの、足元の好業績に加え、S&P500種株価指数採用されれば同指数に連動して運用するファンドの買いが入るとの期待から、時間外取引で同社の株価は上昇しました。

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