3日の海外動向と本日の相場見通し トランプ「オオカミ少年化」で日米株式市場は調整

4日の大阪ナイトセッションの日経平均先物6月物は前日比60円安の18990円、高値は3日19時31分の19050円、安値は4日01時02分の18900円でした。3日のNYダウは続落、週末比13.01ドル安の20650.12ドルでした。3月の米ISM製造業景況感指数が弱い数字だったことで米長期金利が低下し、金融株が売られました。また、ロシアのサンクトペテルブルグでの地下鉄爆破事件に加え、上院でトランプ大統領が指名した米連邦最高裁判事の承認が遅れていることも嫌気されました。NY原油先物相場は5日ぶりに反落、WTI期近の5月物は前週末比0.36ドル安の1バレル50.24ドルでした。NY円相場は1ドル=110円85~95銭の50銭円高・ドル安でした。

 

トランプ政策では、看板政策だった移民制限は裁判所にとめられ、オバマケアの代替法案は議会調整が進まず、採決の延期に追い込まれるなど、立て続けに政策実現に失敗したことで、トランプ大統領は求心力を失いつつあります。また、大幅減税や積極的なインフラ投資といった看板政策の実現にはまだ時間がかかる見通しです。こんな状態ですから、一部では、トランプ大統領は、まるで「オオカミ少年」のようになりつつあると指摘される始末です。

 

こうなると、「トランプノミクス実現」期待で上がった相場は下がり易くなりますね。本日の日経平均の想定レンジはナイトセッションの終値18990円±100円です。日経平均は、ドル/円相場を横目に睨みながら神経質に動くでしょう。

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