上海株下げ渋りはポジティブですが・・・

心配された5日の上海総合指数は3日続落したものの、前日比8.5477ポイント安の3287.7105ポイントと、その下げは限定的でした。中国証券監督管理委員会が朝方、大株主による保有株の売却について規制を導入することを発表したことや、中国人民銀行(中央銀行)が短期金融市場で、約3カ月ぶりの規模の資金供給を実施したことが買い材料になりました。また、政府系ファンドの「国家隊」が主力株を買い支えたとの観測もあったようです。まあ、いずれにせよ4日の世界の株式市場の急落の震源地の上海が下げ渋ったことは、世界の株式市場にとってポジティブです。

ただし、ドル/円相場が現在1ドル=119円15銭付近で推移しています。日銀短観(12月調査)では、事業計画の前提となっている想定為替レート(大企業・製造業)は、2015年度は1ドル=119円40銭(上期は120円84銭、下期は118円00銭)です。つまり、今後のドル/円レートに関しては、1ドル=119円40銭が、日本株の強気・弱気の分水嶺として、意識される見通しです。これより円安なら強気、円高なら弱気になるというイメージです。

現在は119円40銭を下回って、ドル安・円高のため、ナイトセッションの日経平均先物3月物は18時8分現在18330円と、冴えない動きを続けています。今後、日経平均先物が上昇するためには、1ドル=119円40銭を大幅に上回るドル高・円安になるか、それとも、円高を打ち消すだけの好材料の出現が必要になるでしょう。それまでは、日経平均の調整は続く見通しです。

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