本日の市場参加者動向、電話取材報告

本日後場、相場急落時に、様々な友人に電話取材してみました。まず、対面の証券会社では、信用を行っていない現物オンリーの客と、信用を駆使してレバレッジを効かせている客とは、ムードは2極化しているようです。

 

現物オンリーの客は、やはり余裕があるため慌ててはいないようです。しかし、持ち株の評価損が膨らんでいるため、元気はなく、物色意欲は皆無のようです。

 

一方、信用客ですが、こちらは維持率との戦いが毎日繰り広げられているもようです。とりわけ、個別に関しては、本日の下げ方が急だったため、昨日段階で30%超だった客も値洗い次第では20%を割り込んだ口座がそれなりに発生したもようです。

 

なお、ある営業マンは、これだけ下落が急だと、今50%程度の維持率の口座も、「早めに対応しないとまずいかも」と、心配していました。

 

一方、地場系の証券ディーラーに関しては、ポジションを積極的に取っている人は少数のようです。「下手に参加すればやられるだけ」と、諦めて、相場を遠巻きにみている。そんな人が多いようです。また、主要顧客のポジションを損切りでオールキャッシュ化した、一部の営業マンに関しては、やりようがないので、有給を消化しているとの声もありました。

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