1日の海外動向と本日の相場見通し 日米共に新型コロナ感染者拡大が相場の重し

2日の大阪ナイトセッション日経平均先物9月物は前日比110円高の22200円、高値は1日23時14分の22240円、安値は1日20時05分の21960円でした。1日のNYダウは3日ぶりに反落、前日比77.91ドル安の25734.97ドルでした。一方、ナスダック総合株価指数は3日続伸、同95.86ポイント高の1万0154.63ポイントと、6営業日ぶりに過去最高値を更新しました。ファイザーが1日、新型コロナワクチンの初期の臨床試験で良好な結果を得たと発表したことや、6月のISM製造業景況感指数が52.6と、市場予想の49.5を上回り、好不況の境目である50を4カ月ぶりに上回ったことが買い材料でした。しかし、アップルが米国内の30店舗を新たに再閉鎖することや、NY市が6日に予定していたレストランでの店内飲食の再開の延期を決めたことが売り材料になりました。NY原油先物相場は反発、WTI期近の8月物は前日比0.55ドル高の1バレル39.82ドルでした。

 

1日のVIX指数は前日比1.81(5.95%)安の28.62でした。また、VIX3Mは同0.84(2.58%)安の31.68で、VIX/VIX3Mレシオは同0.03(3.45%)安の0.90と、依然として1を下回っているので米株式相場は良好です。一方、1日の日本では、プット・コールレシオは0.41と前日の0.46からさらに低下し、一段と下値不安が後退した状態で取引を終えています。新高値銘柄数は27、新安値銘柄数は9、東証1部の騰落レシオ(25日平均)は84.58と、前日の92.51%からやや低下し、80%台に突入し、過熱感はほぼ皆無です。

 

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線が1日現在「上向き」です。また、転換線は前日に引き続き「水平」です。遅行スパンは26日前よりも上に位置し、雲の上で推移しており、良好な状態です。また、先行スパンのクロスは現在は確認できませんが、直近では6月18日にクロスしたばかりでした。

 

東京都は1日、67人が新たに新型コロナに感染していることが確認されたと発表しました。また、菅官房長官は1日午前の記者会見で、直ちに緊急事態宣言を出す状況にはないという考えを重ねて示した一方で、「感染拡大防止などの取り組みを重ねてもなお、感染者の増加スピードが再び高まって、最悪の場合には、再び緊急事態宣言を発出する可能性がある」と述べました。また、米国でもコロナ感染再拡大で経済活動が停滞するとの懸念は燻り続けています。このように日米共にコロナ感染再拡大が株式相場の上値を圧迫しそうです。

 

なお、米国では3日が独立記念日の振替休日となるため、6月の雇用統計が2日(日本時間今夜9時30分)発表の予定のため、外部環境の変化を織り込んだ売買一巡後は、日経平均は膠着する見通しです。想定レンジは22200円±250円程度です。

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