4日の海外動向と本日の相場見通し 米株下落、雇用統計控え、様子見ムード強まる

5日の大阪ナイトセッションの日経平均先物3月物は前日比50円安の28930円、高値は5日02時04分の29297円、安値は5日03時59分の28780円でした。4日のNYダウは3日続落、前日比345.95ドル安の30924.14ドルでした。ナスダック総合株価指数も3日続落、同274.280ポイント安の12723.472ポイントと、年初来で小幅のマイナスに転じました。パウエルFRB議長の発言を受けて長期金利が一時1.55%に上昇したことが嫌気されました。金利が上昇すると相対的な割高感が意識されやすいハイテクなど高PER(株価収益率)銘柄を中心に売られた。NY原油先物相場は大幅続伸、WTI期近の4月物は前日比2.55ドル高の1バレル63.83ドルでした。NY金先物相場は続落、4月物は前日比15.1ドル安の1トロイオンス1700.7ドルでした。NY円相場は大幅続落、前日比95銭円安・ドル高の1ドル=107円90銭~108円00銭でした。

 

4日のVIX指数は前日比1.90(7.12%)高の28.57でした。また、VIX3Mは同1.29(4.48%)高の30.08で、VIX/VIX3Mレシオは同0.02(2.53%)高の0.95と、1を下回っているため、「リスクパリティ型ファンド」からの暴力的な売りを警戒する必要性が低いですが、そうは言っても上昇気味のため、リスクは高まりつつあります。Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、前日比3.34(2.38%)安の137.19でした。

 

4日の日本では、プット・コールレシオは0.46と前日の0.43から上昇しました。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は106.64と前日の106.89から低下しました。新高値銘柄数は39、新安値銘柄数は12でした。

 

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は4日現在「水平」を継続しています。転換線は「水平」から「下向き」に転換しました。転換線と基準線は「好転」継続です。遅行スパンは26日前の日足よりも上に浮上したままで、「好転」継続です。引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できません。先行スパン2は「上向き」継続です。また、4日現在のMACD(12日-26日)は265.44、シグナル(9日)は479.64、ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス214.20で、「売り」継続です。(売り転換は2月24日でした。)なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は6日です。

 

パウエルFRB議長は、現地時間4日午後のウォール・ストリート・ジャーナル紙の公開インタビューで、長期金利上昇について「金融市場に持続的な逼迫がみられるようなら懸念する」と述べましたが、具体的な抑制策に言及しませんでした。これが失望され、4日の米国株は軟調でした。その一方、東京株式市場は昨日先行して下げたため、本日の日経平均は軟調ながら、底堅い動きとなるでしょう。想定レンジは28900円±300円程度です。日本時間の今晩、米国では2月の米雇用統計の発表があるため、多くの投資家は様子見スタンスを決め込むでしょう。

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