4月11日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

相場観

4月8日の日経平均は前日比97.23円(0.36%)高の26985.80円と、3日ぶりに反発しました。5日移動平均線(8日現在27349.82円)、75日移動平均線(同27376.35円)、200日移動平均線(同28205.52円)を下回っています。一方、25日移動平均線(同26777.99円)は上回っています。4月9日の大阪証券取引所における日経平均先物6月物の夜間取引終値は前日比40円安の27000円、高値は8日17時28分の27180円、安値は9日04時56分の26960円でした。8日の騰落レシオ(25日移動平均)は96.45でした。新高値銘柄数は36、新安値銘柄数は119でした。また、8日現在のMACD(12日-26日)は198.02、シグナル(9日)は341.55でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス143.52でした。これは4月6日にマイナス転換しました。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は3日です。

 

8日のNYダウは続伸し、前日比137.55ドル高の34721.12ドルでした。一方、ナスダック総合株価指数は反落し、同186.304ポイント(1.3%)安の13710.996ポイントでした。ナスダックは週間では3.9%安となり、下落率は今年3番目の大きさでした。長期金利が上昇し、高PERのハイテク株は売られた結果です。

 

8日の米10年物国債利回りは前日比0.04%高い2.70%で取引を終えました。一時は2.73%と2019年3月以来、3年ぶりの高水準を付ける場面がありました。3月のFOMC議事要旨で明らかになった月950億ドルの資産圧縮やFRB高官のタカ派発言などを受け、長期債への売りが続いています。これは日米共にグロース株への悪材料です。一方、8日のNY円相場は6日続落し、前日比35銭円安・ドル高の1ドル=124円25~35銭でした。日米金利差の拡大を見込む円売り・ドル買いが強まっているためです。これは日本株、特に外需系銘柄群の下支え要因です。なお、岸田文雄首相は8日の記者会見で、夏や冬の電力需給の逼迫を避けるため「再生可能エネルギーや原子力などエネルギー安全保障、脱炭素の効果が高い電源を最大限活用する」と述べました。これは、再生可能エネルギーや原子力関連銘柄には追い風となるでしょう。ただし、8日のTOPIXの終値は1896.79ポイントと、3月のTOPIXの月中平均1885.51ポイントを上回っています。この1885.51ポイントを上回っている状況では、新年度入りした国内機関投資家からの利益確定売りが出易いとみています。よって、日経平均の上値は引き続き重そうです。想定レンジは27000円±300円程度です。下値は4月6日に75日移動平均線(6日現在27425.04円)を割り込んだので、引き続き25日移動平均線(8日現在26777.99円)が意識されそうです。

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