5日の海外動向と本日の相場見通し 米国株大幅高は追い風だが、懸念材料は円高進行

6日の大阪ナイトセッションの日経平均先物12月は前日比80円高の24200円、高値は5日20時24分の24380円、安値は5日18時04分の24140円でした。5日のNYダウは大幅に4日続伸、前日比542.52ドル高の28390.18ドルでした。ナスダック総合株価指数も大幅に4日続伸、前日比300.15ポイント高の11890.93ポイントでした。接戦となっている大統領結果が週内にも判明するとの見方が強まったことが買い材料になりました。NY原油先物相場は4日ぶりに反落、WTI期近の12月物は前日比0.36ドル安の1バレル38.79ドルでした。NY金先物相場は反発、12月物は前日比50.6ドル高の1トロイオンス1946.8ドルでした。NY円相場は大幅上昇、前日比95銭円高・ドル安の1ドル=103円50~60銭でした。

 

5日のVIX指数は前日比1.99(6.73%)安の27.58でした。また、VIX3Mは同0.93(3.10%)安の29.05で、VIX/VIX3Mレシオは同0.04(3.74%)安の0.95と、2日連続で1を割り込んでいます。米国株式市場がボラタイルな局面から落ち着きを取り戻してきました。このため、「リスクパリティ型ファンド」からの暴力的な売りを警戒する必要性は大幅に低下しています。また、Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、前日比5.67(4.25%)安の127.65でした。

 

一方、5日の日本では、プット・コールレシオは1.08と前日の2.08から低下しました。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は82.40と前日の78.78から上昇しました。新高値銘柄数は49、新安値銘柄数は16でした。

 

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は5日現在「上向き」継続です。転換線も「上向き」継続です。転換線と基準線は「一致」継続です。遅行スパンは26日前よりも上に浮上したままで、「好転」継続です。引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できません。先行スパン2は、「上向き」から「水平」に転換しました。また、5日現在のMACD(12日-26日)は67.03と前日の14.18から上昇、シグナル(9日)は43.42と前日の46.30から低下したものの、ヒストグラム(=MACD -シグナル)はプラス23.61と前日のマイナス32.12から上昇し、「買い」転換です。

 

米大統領選の勝敗が近く判明する見通しです。また、上院で共和党が多数派を維持する見通しのため、民主党が主張してきたハイテク企業への規制強化が過度に進まないとの見方が強まっています。そして、FRBが5日まで開いたFOMCを受け、低金利環境が長期化するとの見方が一段と強まりました。さらに、上院の共和党トップであるマコネル院内総務が4日、議会は年内に追加の経済対策法案を承認する必要があるとの考えを示しました。これら多数の好材料を受け、米国株が非常に強い動きを続けています。日本株に関しては、円高が悪材料ですが、日経平均を急落させるほどの材料ではないでしょう。日経平均の想定レンジは24150円±250円程度です。

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