5日の海外動向と本日の相場見通し 米国株高を好感も、非常事態宣言を控え日経の上値は重そう

6日の大阪ナイトセッションの日経平均先物3月物は前日比120円高の27190円、高値は終値、安値は5日16時54分の26940円でした。5日のNYダウは反発、前日比167.71ドル高の30391.60ドルでした。ナスダック総合株価指数は反発、同120.513ポイント高の12818.960ポイントでした。5日発表の12月の米ISM製造業景況感指数が60.7と11月の57.5から改善し、市場予想も上回ったことが好感されました。NY原油先物相場は反発、WTI期近の2月物は前日比2.31ドル高の1バレル49.93ドルでした。NY金先物相場は5日続伸、2月物は前日比7.8ドル高の1トロイオンス1954.4ドルでした。

 

5日のVIX指数は前日比1.63(6.04%)安の25.34でした。また、VIX3Mは同1.01(3.57%)安の27.25で、VIX/VIX3Mレシオは同0.02(2.56%)安の0.93と、1を割り込んでいます。このため、「リスクパリティ型ファンド」からの暴力的な売りを警戒する必要性は大幅に低下しています。また、Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、前日比1.66(1.15%)高の145.50でした。

 

一方、5日の日本では、プット・コールレシオは0.33と前日の0.42から低下しました。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は90.60と前日の94.78から低下しました。新高値銘柄数は59、新安値銘柄数は16でした。

 

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は5日現在「水平」から「上向き」に転換しました。転換線は「水平」継続です。転換線と基準線は「好転」継続です。遅行スパンは26日前よりも上に浮上したままで、「好転」継続です。引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できません。先行スパン2は「上向き」から「水平」に転換しました。また、5日現在のMACD(12日-26日)は358.95と前日の370.13から低下、シグナル(9日)は339.61と前日の346.68から低下、ヒストグラム(=MACD -シグナル)はプラス19.34と前日のプラス23.45から低下し、「買い」継続です。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は7日です。

 

米国株高を受け、本日の日経平均は4日ぶりに反発スタートが見込まれます。想定レンジは27200円±250円程度です。ただし、「政府は新型コロナウイルスの感染拡大に対応する緊急事態宣言を7日に決定する。東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県が対象で期間は1カ月程度を想定する。」と伝わっているため、当面の日本経済停滞懸念が上値を圧迫することでしょう。その一方で、その懸念が市場で強まるようなら、更なる積極財政と超絶金融緩和の強化が期待できるため、下値は相当堅いとみています。

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