8日の海外動向と本日の相場見通し 短期マネーは主力株を避け小型株へ

8日のシカゴ日経平均先物6月物は16815円大証比35円安でした。高値は16855円、安値は16580円。NYダウは3日続伸、前日比66.77ドル高の18005.05ドルと、4月27日以来およそ1カ月半ぶりに18000ドル大台を回復しました。原油先物相場の上昇が好感されました。NY原油先物相場は3日続伸、WTI期近の7月物は前日比0.87ドル高の1バレル51.23ドルでした。一時51.34ドルまで上昇し、昨年7月16日以来およそ11カ月ぶりの高値を付けました。週間の石油在庫統計で米原油在庫が前の週から市場予想以上に減ったことが買い材料になりました。NY円相場は1ドル=106円95銭~107円05銭、35銭円高・ドル安でした。

 

米株高、原油先物高はポジティブですが、円相場が若干円高気味のため、本日の日経平均は下値は堅いものの、上値も重そうです。想定レンジは16800円±100円程度です。昨日まで、東証1部の売買代金は活況の目安とされる2兆円を4日続けて下回りました。明日のメジャーSQを前に、投資家の様子見姿勢は継続し、本日も閑散相場が見込まれます。ただし、昨日の東証マザーズ市場の売買代金は5日ぶりの多さになりました。短期マネーが値動きの鈍い主力株を避け、マザーズに代表される小型株に流入している結果でしょう。この傾向も本日も継続する見通しです。

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