8日の海外動向と本日の相場見通し 米国株高を好感も、ETF分配金捻出売り懸念が重し

9日の大阪ナイトセッション日経平均先物9月物は前日比120円高の22490円、高値は9日05時10分の22500円、安値は9日00時23分の22320円でした。8日のNYダウは反発、前日比177.10ドル高の26067.28ドルでした。ナスダック総合株価指数も反発、同148.61ポイント高の10492.50ポイントと、2日ぶりに過去最高値を更新しました。新型コロナウイルス感染拡大の悪影響を受けにくいとされるテクノロジー銘柄が買われました。NY原油先物相場は反発、WTI期近の8月物は前日比0.28ドル高の1バレル40.90ドルでした。NY円相場は反発、前日比25銭円高・ドル安の1ドル=107円20~30銭でした。

 

8日のVIX指数は前日比1.35(4.59%)安の28.08でした。また、VIX3Mは同0.88(2.74%)安の31.19で、VIX/VIX3Mレシオは同0.02(1.90%)安の0.90と、依然として1を下回っているので米株式相場は良好です。一方、8日の日本では、プット・コールレシオは0.56と前日の0.26から上昇し、やや下値不安が高まった状態で取引を終えています。新高値銘柄数は80、新安値銘柄数は6、東証1部の騰落レシオ(25日平均)は78.90%と、前日の83.73%からやや低下し再び70%台に突入しました。

 

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線が8日現在「水平」です。また、転換線は「上向き」から「水平」に転じました。遅行スパンは26日前よりも下に潜り込み「逆転」に転じました。しかしながら、雲の上では推移しています。また、先行スパンのクロスは現在は確認できませんが、直近では6月18日にクロスしたばかりでした。

 

米国株高を受け、本日の日経平均は堅調推移が見込まれます。ただし、8日に続き、10日もETFの決算が集中しています。このため、分配金捻出のための売りへの警戒から、上値は重そうです。想定レンジは22500円±200円程度です。伊藤忠商事(8001)と、伊藤忠と東京センチュリー(8439)が出資するリテールインベストメントカンパニー合同会社は8日、リテールインベストメントカンパニーがファミリーマート(8028)に対してTOBを実施すると発表しました。また、「コロワイドは定食店を手がける大戸屋ホールディングス(2705)の買収に乗り出す。」と報じられています。このように、新型コロナウイルスの感染拡大、自粛ムードの強まりを受け、小売りや外食企業の再編が顕在化しつつあります。このため、アクティブな投資資金は業界再編を織り込む物色傾向を強める見通しです。

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