9日の海外動向と本日の相場見通し ナスダック高は追い風もダウの下落と分配金捻出売りは重し

10日の大阪ナイトセッション日経平均先物9月物は前日比80円安の22400円、高値は9日21時48分の22540円、安値は10日00時19分の22260円でした。9日のNYダウは反落、前日比361.19ドル安の25706.09ドルでした。米国では南西部の州を中心に新型コロナウイルスの感染拡大が続き、米経済活動の正常化が遅れるとの見方が強まり、景気敏感株の下落が目立ちました。一方、コロナ感染の拡大が業績悪化につながりにくいハイテク株は買われた結果、ナスダック総合株価指数は続伸、同55.25ポイント高の10547.75ポイントと連日で過去最高値を更新しました。NY原油先物相場は反落、WTI期近の8月物は前日比1.28ドル安の1バレル39.62ドルでした。

 

9日のVIX指数は前日比1.18(4.20%)高の29.26でした。また、VIX3Mは同0.87(2.79%)高の32.06で、VIX/VIX3Mレシオは同0.01(1.37%)高の0.91と、依然として1を下回っているので米株式相場は良好です。一方、9日の日本では、プット・コールレシオは11.83と前日の0.56から急上昇(異常値?)し、下値不安が高まった状態で取引を終えています。新高値銘柄数は48、新安値銘柄数は18、東証1部の騰落レシオ(25日平均)は76.18%と、前日の78.90%からやや低下し70%台を維持しています。

 

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線が9日現在「水平」です。また、転換線は「水平」継続です。遅行スパンは26日前よりも下に潜り込み「逆転」しています。しかしながら、雲の上では推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できませんが、直近では6月18日にクロスしたばかりでした。

 

ナスダック高は追い風も、NYダウの下落はやはりネガティブ材料です。このため、本日の日経平均は膠着する見通しです。想定レンジは22400円±200円程度です。決算を迎えるETFの分配金を捻出するために運用会社は売りを出しますが、本日10日には4000億円規模の売りが出るとみられています。多くの売りは大引け間際に出ることが多いそうです。これは需給面の重しです。ただし、その売りに買い向かうつもりの投資家も多そうです。結果、分配金捻出の売りは需給面の悪材料とはいえ、売り買いはそれなりにバランスして、相場が大きく動揺することはないでしょう。

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