10日の海外動向 新型コロナ治療薬開発などへの期待高まり、米株は堅調

11日の大阪ナイトセッション日経平均先物9月物は前日比320円高の22610円、高値は終値、安値は10日16時30分の22280円でした。10日のNYダウは反発、前日比369.21ドル高の26075.30ドルでした。ナスダック総合株価指数は3日続伸、同69.69ポイント高の10617.44ポイントと3日続けて過去最高値を更新しました。ギリアド・サイエンシズが10日、コロナ治療薬「レムデシビル」を重症患者に投与した臨床試験で死亡率が62%低下し、症状も改善したと発表しました。また、同日、ファイザーとワクチン開発で提携する独バイオ企業のバイオファーマシューティカル・ニュー・テクノロジーズの共同創業者でCEOのウグル・サヒン氏が、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューで、ワクチンを年内に承認申請する見通しを示しました。これら買い材料になりました。NY原油先物相場は反発、WTI期近の8月物は前日比0.93ドル高の1バレル40.55ドルでした。NY円相場は3日続伸、前日比30銭円高・ドル安の1ドル=106円85~95銭でした。

10日のVIX指数は前日比1.97(6.73%)安の27.29でした。また、VIX3Mは同1.04(3.24%)安の31.02で、VIX/VIX3Mレシオは同0.03(3.61%)安の0.88と、依然として1を下回っているので米株式相場は良好です。一方、10日の日本では、プット・コールレシオは40.18と前日の11.83から急上昇し、下値不安が高まった状態で取引を終えています。(なお、同レシオの連日の異常値(過去にない値)とも思える数値は、計算上は正しい数値だということです。現在、プット・コールレシオの算出元の1つである国内個別株を対象とするeワラントの取引が停止となっていることや、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で市場のボラティリティが高まっていることなどの要因から、プット・コールレシオは大きくブレやすいやすい状況となっているということです。)新高値銘柄数は40、新安値銘柄数は34、東証1部の騰落レシオ(25日平均)は70.61%と、前日の76.18%からやや低下しています。

 

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線が10日現在「水平」です。一方、転換線は「水平」から「上向き」に転じました。遅行スパンは26日前よりも下に潜り込み「逆転」しています。しかしながら、雲の上では推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できませんが、直近では6月18日にクロスしたばかりでした。また、10日現在のMACD(12日-26日)は175.23、シグナル(9日)は212.36、ヒストグラム(=MACD -シグナル)は-37.12と、現在は「売り」の状態です。

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