11日の海外動向と本日の相場見通し 米政治の混乱が日米株式市場の上値圧迫要因

11日のNYダウは5日ぶりに反落、前週末比89.28ドル安の31008.69ドルでした。ナスダック総合株価指数は同165.544ポイント安の13036.431ポイントと3日ぶりに反落しました。米民主党は11日、トランプ氏を罷免するようペンスに求める決議案を下院に提出した。ペンス副大統領がトランプ大統領の罷免に応じない場合、民主党はトランプ氏を弾劾訴追する決議案を週内に採決する見通しです。この罷免問題を巡る米政治の混乱がネガティブ材料でした。NY原油先物相場は5日続伸、WTI期近の2月物は前週末比0.01ドル高の1バレル52.25ドルでした。NY金先物相場は反発、2月物は前週末比15.4ドル高の1トロイオンス1850.8ドルでした。

 

11日のVIX指数は前日比2.52(11.69%)高の24.08でした。また、VIX3Mは同1.80(7.23%)高の26.70で、VIX/VIX3Mレシオは同0.04(4.16%)安の0.90と、1を割り込んでいます。このため、「リスクパリティ型ファンド」からの暴力的な売りを警戒する必要性は大幅に低下しています。また、Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、前日比4.55(3.27%)安の134.70でした。

 

米国株安を受け、3連休明けの東京株式市場は上値の重い展開となりそうです。日経平均の想定レンジは28100円±300円程度です。なお、米国では、11日、テスラの連騰記録が11日間でストップしました。また、同社株と投資家層が重なるとされるビットコインが急落したことで、所謂「ロビンフッダー(スマホで取引でき、手数料も無料の米ネット証券「ロビンフッド」を利用する個人投資家のこと)」の手の内、マインドの悪化が懸念されます。そして、11日の米10年物国債利回りは前週末比0.03%高い、1.14%でした。この米長期金利の上昇も高PERのグロース株への逆風でしょう。

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