11日の海外動向と本日の相場見通し 米株安を引き続き嫌気する展開

12日の大阪ナイトセッションの日経平均先物6月物は前日比110円安の28580円、高値は11日18時19分の28700円、安値は11日22時03分の28260円でした。

 

11日のNYダウは続落、前日比473.66ドル安の34269.16ドルでした。ナスダック総合指数が一時2.2%安をつけた後、買い戻され前日比12.432ポイント安の13389.426ポイントでした。取引開始直後は、重要な物価指標の発表を12日以降に控え、ハイテク株の売りが優勢でした。その後、ハイテク株が下げ渋ると、消費関連や景気敏感株が売られました。NY原油先物相場は3日続伸、WTI期近の6月物は前日比0.36ドル高の1バレル65.28ドルでした。NY金先物相場は5日ぶりに反落、6月物は前日比1.5ドル安の1トロイオンス1836.1ドルでした。NY円相場は反発、前日比25銭円高・ドル安の1ドル=108円55~65銭でした。

 

11日のVIX指数は前日比2.18(11.09%)高の21.84でした。また、VIX3Mは同1.83(8.17%)高の24.23で、VIX/VIX3Mレシオは同0.02(2.70%)高の0.90と、1を下回っているため、「リスクパリティ型ファンド」からの暴力的な売りを警戒する必要性が大幅に低下しています。Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、同2.60(1.82%)安の140.12でした。

 

5月11日の日本では、プット・コールレシオは0.26と前日の0.14から上昇しました。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は88.55と前日の90.80から低下しました。新高値銘柄数は69、新安値銘柄数は125でした。

 

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は5月11日現在「水平」を継続しました。転換線は「上向き」から「下向き」に転換しました。転換線と基準線は「逆転」を継続しました。遅行スパンは26日前の日足を下回って、「逆転」に転換しました。ただし、引き続き「雲の中」で推移しています。また、先行スパンのクロスは、2021年5月31日です。先行スパン2は「水平」を継続しました。また、5月11日現在のMACD(12日-26日)はマイナス102.08、シグナル(9日)はマイナス95.52、ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス6.56と、「売り」に転換しました。2021年5月7日に買い転換しましたが、あっさりと売り転換しました。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は7日です。

 

前週末7日に一時、1.5%を割っていた米10年物国債利回りは、10日は前週末比0.02%高の1.60%でした。そして、11日の利回りは前日比0.02%高の1.62%で取引を終えました。12日発表予定の4月のCPIで、市場は前年同月比3.6%上昇と3月の2.6%を上回る伸びになると予想しており、インフレ加速を見込んだ売りが優勢でした。この長期金利上昇が米株の売り材料になっています。同時に、本日の日本株の売り材料になるでしょう。ですが、日経平均は昨日前日比909.75円(3.08%)安の大幅下落したことから、下値では、押し目買いや売り方の買い戻しも期待できそうです。想定レンジは28600円±500円程度です。ボラティリティ上昇で日中値幅は大きくなるかもしれません。

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