11月4日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

物色動向分析コメント

仮想現実空間(メタバース)関連銘柄に注目します。米フェイスブック(FB)のザッカーバーグCEOは10月28日の声明で、今後10年以内に同社の構築するメタバースで世界10億人の利用を目指すと表明。社名変更について「FBはSNSの象徴的なブランドとなったが、将来的に当社がメタバース企業であると認識されるようにしたい。新しいブランドを採用する時が来た」と説明しました。メタバースは、利用者の分身(アバター)が集まるインターネット上の仮想空間。仮想現実(VR)や拡張現実(AR)グラスを使うことで、没入感の高いデジタル空間体験を楽しむことができます。友人との交流や、ビジネス、学習、ゲーム、買い物などでの利用拡大が期待されており、IT大手がメタバースサービスの利用基盤(プラットフォーム)の構築を競っています。

 

具体的な銘柄は、理経(8226)、シャノン(3976)、シーズメン(3083)、ガーラ(4777)、シリコンスタジオ(3907)、メタリアル(6182)、グリー(3632)、GFA(8783)、燦キャピタルマネージメント(2134)などです。

 

本日の個別銘柄動向コメント

クックビズ(6558)

ツイッターの有名垢の「カカムーチョ氏;Kakamucho@kakamucho」が、11月2日、「ということで、カカムーチョが応援する銘柄としてクックビズ株式会社(6558)を6万株(発行済み株式数総数の2.6%程度、ちょうどグローバルウェイのワラント希薄化率に合わせて)を買いました。社長はお会いしたことはありませんが、勝手に応援するぞ!頑張れ、クックビズ!」と呟きました。これが引き続き買い材料視されそうです。なお、カカムーチョ氏のツイッターアカウントの自己紹介文は「CEO, Globalway and TimeTicket. グローバルウェイの創業者で会長、タイムチケットの社長やってます。カカムーチョと呼ばれています。いつかの少年を今も目指している。カカムーチョのツイートやコメントに一切の投資アドバイスなし、株の思案材料なし。投資判断はお勝手に自己責任で。」です。

 

JALUX(2729)

11月2日、日本航空(9201)、双日(2768)、SJフューチャーホールディングスが、「株式会社JALUX株式(証券コード 2729)に対する公開買付けの開始予定に関するお知らせ」を発表しました。買付け等の価格は普通株式1株につき、2560 円です。本公開買付けにおいては、買付予定数の上限を設定していせんので、買付予定数は、本公開買付けにより公開買付者が取得する対象者の株券等の最大数である 609.1166万 株です。現在、2022 年2月上旬頃を目処に本公開買付けを開始することを目指していますが、国内外の競争当局における手続等に要する期間を正確に予想することが困難なため、本公開買付けのスケジュールの詳細については、決定次第速やかに公表します。なお、本公開買付けにおける公開買付期間は、原則として 30 営業日とする予定です。

 

タカトリ(6338)

11月2日、「パワー半導体向け SiC 材料切断加工装置の大口受注に関するお知らせ」」を発表しました。これが買い材料視されそうです。受注の概要は、(1) 受注先 海外企業、(2) 受注金額 約 5.35億円、(3) 売上計上予定 2022 年9月期。業績への影響は、現時点で 2022 年9月期 の連結業績予想は未定ですが、本件の影響も含めて、2021 年 11 月 12 日公表予定の決算短信にて連結業績予想を公表します。

 

東京精密(7729)

11月2日、「業績予想並びに剰余金の配当及び期末配当予想の修正に関するお知らせ」を発表しました。これが買い材料視されそうです。修正の理由は、当第2四半期連結累計期間業績は、半導体製造装置・計測機器両部門ともに、前回発表予想を上回ることとなりました。足許の状況を踏まえ、通期でも当初見込を上回ることが予想されるため、通期業績予想を修正したものです。剰余金の配当については、業績に連動した利益配分を基本に、連結配当性向35%程度を目安として実施しており、今般の連結業績予想の修正に伴い、1株当たり配当予想を修正するものです。なお、当期については、2021年8月4日~9月17日に51万5600株(25億円)の自己株式取得を行っています。

 

シミックホールディングス(2309)

11月2日、「業績予想の修正に関するお知らせ」を発表しました。これが買い材料視されそうです。2021 年 9 月期の通期業績見通しについては、主に新型コロナウイルスワクチン接種支援業務の拡大により、売上高、営業利益及び経常利益が前回予想を上回る見込みです。同日公表の「特別損失の計上に関するお知らせ」の通り、減損損失 21.02億円を特別損失に計上するものの、親会社株主に帰属する当期純利益についても、前回予想を上回る見込みです。

 

ケイブ(3760)

11月1日、「株式会社でらゲーとの資本提携、第三者割当による新株式の発行並びに主要株主の異動に関するお知らせ」を発表しました。これが引き続き買い材料視されそうです。株式会社でらゲーは、代表作『モンスターストライク』の開発を手掛けた、スマートフォンゲーム開発運営において実績のある会社です。本資本提携を行うことにより、同社の財務基盤が強化され、投資案件に対する速やかな開発、事業展開及びその人材を確保することができ、早期収益化による業務改善を図ることが可能になると考えられます。また、新規ゲーム開発等の知見の共有やそれによる大型投資を可能にすることで、新たな事業機会を創出することも期待できます。これらの取り組みにより、グループ価値の向上に繋がり、ひいては既存株主の利益に資するものと期待できることから、資本提携先として選定しました。差引手取概算額は約5.87億円です。本新株式の発行価格については、株式会社でらゲーとの協議を踏まえ、当社取締役会は、本第三者割当増資に係る取締役会決議日の直前営業日(2021年10月29日。以下「基準日」といいます。)の東京証券取引所における当社株式の終値937円を基準とし、係る値から3.09%のディスカウントをした908円(円未満切捨)としました。本第三者割当増資により発行される株式数は65万株(議決権数6500個)であり、2021年5月31日現在における同社の発行済株式数は527.79万株(議決権数52290個)です。これに係る希薄化率は、12.32%(小数点以下第3位を四捨五入しています。議決権数の割合は12.43%)です。

 

I N C L U S I V E(7078)

10月26日、「インターステラテクノロジズ株式会社との資本提携に関するお知らせ」を発表しました。これが引き続き買い材料視されそうです。同社は、観測ロケット「MOMO」と超小型衛星打上げロケット「ZERO」を独自開発・製造するインターステラテクノロジズ株式会社(本社:北海道広尾郡大樹町 代表取締役社長:稲川貴大、以下「IST」)との資本提携に合意しました。同社が IST へ出資を行います。また、同社代表取締役の藤田誠氏は、資本提携を目的として IST へ同社株式をISTへ現物出資することを打診し、ISTより了承を得られたことから、ISTへ出資します。これにより、IST は同社株式 39万9468 株を取得します。双方が株式を所有することで、中長期的に双方の企業価値向上に資する施策を実施しやすい環境を構築していきます。まずは、同社は IST が提供する観測ロケット「MOMO」の広告ソリューションの企画・開発・営業を支援することで、シナジー効果を創出していきます。さらには、IST との連携を深化させていくことにより、市場拡大が想定される宇宙産業領域において、人工衛星を活用した産業支援ソリューションや、これらのソリューションを活用したサービスと一般消費者との接点を強化する情報流通ソリューションの提供を検討する予定です。

 

シーズメン(3083)

2021年10月22日、「メタバースファッション専門アパレルブランド「ポリゴンテーラーファブリック(POLYGON TAILOR FABRIC)」の新設に関するお知らせ」を発表しました。これが引き続き買い材料視されそうです。同社は、外神田商事株式会社との業務提携を通じて、メタバースファッション事業へ進出することにしました。外神田商事は、「作家と共に歩む」という経営理念の下、漫画家やイラストレーター、同人作家といったクリエイターの支援サービスを展開してきました。外神田商事の代表取締役の喜田一成氏は、ハンドルネーム「なるがみ」としてサブカルチャー業界で広く知られており、2014年に3Dモデル投稿サービス「ニコニ立体」を開発した他、2018年には国内のクリエイターに対して世界中のファンが作品をリクエストすることができるコミッションサービス「Skeb」を個人で開発し、2021年10月時点で総登録者数150万人を超える世界最大級のコミッションサービスとなっています。VR(Virtual Reality = 仮想現実)をはじめとしたメタバース(オンライン上の仮想空間・仮想世界)において、プレイヤーの分身となって行動するキャラクター達「アバター」は、現実のファッションとは大きく異なる独自のファッション文化を構築しています。外神田商事は、2019年よりアバターを製作する3Dモデラーの支援事業を進めていました。このような状況において、中長期的な視点で新しい事業の芽の育成を追求する同社と、メタバースを基軸にした新たな事業機会に注目する外神田商事との間で議論を重ね、衣料品関連領域において現実とバーチャルを横断した新たな事業を模索していくという方向性が合致し、今回のメタバースファッション事業への進出に至ったということです。

 

相場観

2日の日経平均は前日比126.18円(0.43%)安の2520.90円と、3日ぶりに反落しました。5日移動平均線(2日現在29195.80円)、25日移動平均線(同28739.00円)、75日移動平均線(同28597.70円)、200日移動平均線(同28861.46円)全て上回っています。2日の東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は82.79と前日の86.10から低下しました。新高値銘柄数は63、新安値銘柄数は30でした。また、2日現在のMACD(12日-26日)は89.43と前日の50.57から上昇し、シグナル(9日)はマイナス13.94と前日のマイナス29.96から上昇しました。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は103.36と前日の80.53から上昇しました。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は3日です。

 

3日のNYダウは5日続伸し、前日比104.95ドル高の36157.58ドルと、連日で過去最高値を更新しました。ナスダック総合株価指数は8日続伸し、同161.981ポイント高の15811.584ポイントと連日で過去最高値を付けました。S&P500種株価指数は5日続伸し、同29.92ポイント高の4660.57ポイントと連日で過去最高値を更新しました。FRBが3日のFOMCで、大方の市場の事前予想通りにテーパリング(量的緩和の縮小)開始を決めました。FRBは現在の1200億ドル規模の資産購入額を11月から毎月150億ドルずつ減らす方針を示しました。来年6月に新規購入がゼロになる計算です。一方で、パウエル議長は記者会見で「今は利上げする時ではない」と繰り返したため、利上げ早期化懸念が大幅に後退し、株式が買われました。

 

 

今月最大のイベントであったFOMCを無事に通過しました。早期利上げ懸念が後退し、米主要3株価指数が揃って過去最高値を更新していることは強烈な追い風です。一方、国内では先月最大のイベントであった衆議院選挙では、自民党が「絶対安定多数」の261議席を確保しました。この選挙結果は、日本株にとって、ほぼ満点回答だったと思います。内外共に好材料が続いています。本日の日経平均の想定レンジは29700円±300円程度です。

 

一方、11月2日の東証マザーズ指数は前日比7.49p(0.68%)高の1138.58pと、2日続伸しました。5日移動平均線(2日現在1121.13p)、25日移動平均線(同1112.06p)、75日移動平均線(同1113.32p)を上回っています。一方、200日移動平均線(同1168.19p)は下回っています。出来高は6507万株、売買代金は1763億円でした。9月16日の大幅安で、200日移動平均線を割り込んでしまいました。

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