12日の海外動向と本日の相場見通し  米金利上昇と米国株安を嫌気、日経平均も連れ安へ

13日の大阪ナイトセッションの日経平均先物6月物は前日比450円安の27690円、高値は12日16時45分の28320円、安値は13日04時52分の27660円でした。

 

12日のNYダウは3日続落、前日比681.50ドル安の33587.66ドルでした。ナスダック総合株価指数も3日続落、同357.745ポイント安の13031.681ポイントでした。12日発表の4月の消費者物価指数は前年同月比4.2%上昇し、市場予想の3.6%上昇を大きく上回りました。これを受け、米長期金利は一時、前日終値より0.07%高い1.69%に上昇しました。これが嫌気されました。NY原油先物相場は4日続伸、WTI期近の6月物は前日比0.80ドル高の1バレル66.08ドルでした。NY金先物相場は続落、6月物は前日比13.3ドル安の1トロイオンス1822.8ドルでした。NY円相場は反落、前日比1円10銭円安・ドル高の1ドル=109円65~75銭でした。

 

12日のVIX指数は前日比5.75(26.33%)高の27.59でした。また、VIX3Mは同3.95(16.30%)高の28.18で、VIX/VIX3Mレシオは同0.08(8.62%)高の0.98と、辛うじて1を下回っているため、「リスクパリティ型ファンド」からの暴力的な売りを警戒する必要性はまだ低いです。Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、同2.48(1.77%)安の142.60でした。

 

5月12日の日本では、プット・コールレシオは0.30と前日の0.26から上昇しました。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は85.10と前日の88.55から低下しました。新高値銘柄数は35、新安値銘柄数は317でした。

 

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は5月12日現在「水平」から「下向き」に転換しました。転換線は「下向き」を継続しました。転換線と基準線は「逆転」を継続しました。遅行スパンは26日前の日足を下回り続け、「逆転」を継続しました。また、「雲の中」から「雲の下」に抜けました。また、先行スパンのクロスは、2021年5月31日です。先行スパン2は「水平」を継続しました。また、5月12日現在のMACD(12日-26日)はマイナス174.78、シグナル(9日)はマイナス106.41、ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス68.36と、「売り」を継続しました。2021年5月7日に買い転換しましたが、5月11日にあっさりと売り転換しました。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は7日です。

 

前週末7日に一時、1.5%を割っていた米10年物国債利回りは、10日は前週末比0.02%高の1.60%でした。翌11日の利回りは前日比0.02%高の1.62%で取引を終えました。そして、12日の利回りは前日比0.07%高の1.69%で取引を終えました。この日は、一時は4月5日以来となる1.7%に乗せる場面がありました。この金利上昇が嫌気され、12日の米国株式市場が下落したため、本日の日経平均も連れ安する見通しです。想定レンジは27700円±500円程度です。ボラティリティ上昇で日中値幅は大きくなるかもしれません。

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