15日の海外動向と本日の相場見通し 主力株が強くても、個人の関与率の高い銘柄群の「ナイアガラ発生」を警戒

16日の大阪ナイトセッションの日経平均先物12月物は前日比150円高の16410円でした。15日のNYダウは3日ぶりに反発、前日比177.77ドル高の18212.48ドルでした。8月の米小売売上高は前月比0.3%減と、市場予想の0.1%減を下回ったことや、9月のNY連銀の製造業景況指数や8月の米鉱工業生産指数などが低調で、早期利上げ観測がこう片したことが、買い材料になりました。NY原油先物相場は3日ぶりに反発、WTI期近の10月物は前日比0.33ドル高の1バレル43.91ドルでした。NY円相場は続伸、前日比40銭円高・ドル安の1ドル=102円00~10銭でした。

 

NYダウや原油先物価格が反発したことはポジティブ、一方、円相場が対ドルで高止まりしていることはネガティブです。ですが、大阪ナイトセッションの日経平均先物が堅調なこともあり、本日の日経平均は3日ぶりに反発スタートの見通しです。想定レンジは75日移動平均線(15日現在16361.38円)±150円程度です。

 

なお、市場関係者へのヒアリングベースでは、14日に顕著になったVR関連を中心にしたゲーム株の急落や、その余波での、その他人気銘柄の大幅下落に加え、15日のバラスト処理関連の急反落の影響で、新興市場や東証1部、2部の小型材料株を弄っていた個人信用の手の内の急激な悪化が観測されています。そして、本日は3連休前の金曜日です。このため、追証発生、または、追証回避に伴う換金売り圧力が強まることが危惧されています。内外の機関投資家の買いが見込める主力株が強くても、個人投資家の関与率の高い銘柄群に関しては、信用取引絡みの需給悪を背景にした「ナイアガラ発生」を警戒しておく必要がありそうです。

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