15日の海外動向と本日の相場見通し 好悪材料が綱引き、日経平均は膠着

16日の大阪ナイトセッションの日経先物12月物は前日比変わらずの23500円、高値は16日04時31分の23520円、安値は15日18時00分の23360円でした。15日のNYダウは3日続落、前日比19.80ドル安の28494.20ドルでした。ナスダック総合株価指数も3日続落、同54.86ポイント安の11713.87ポイントでした。新型コロナの感染急拡大に歯止めをかけるべく、フランスや英国が夜間の外出制限や会合禁止などの規制強化を打ち出したことが嫌気されました。NY原油先物相場は3日ぶりに反落、WTI期近の11月物は前日比0.08ドル安の1バレル40.96ドルでした。NY金先物相場は続伸、12月物は前日比1.6ドル高の1トロイオンス1908.9ドルでした。NY円相場は4日ぶりに反落、前日比25銭円安・ドル高の1ドル=105円35~45銭でした。

 

10月15日のVIX指数は前日比0.57(2.16%)高の26.97でした。また、VIX3Mは同0.48(1.70%)高の28.72で、VIX/VIX3Mレシオは同0.00(0.45%)高の0.94と、依然として1を下回っているので米株式相場は良好です。また、Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、前日比0.87(0.71%)高の123.47でした。

 

一方、10月15日の日本では、プット・コールレシオは1.29と前日の1.08から上昇しました。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は107.92と前日の115.64から低下しました。新高値銘柄数は64、新安値銘柄数は22でした。

 

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は10月15日現在「水平」継続です。転換線は「水平」から「上向き」に転換しました。転換線と基準線は「好転」継続です。遅行スパンは26日前よりも上に浮上中で、「好転」継続です。そして、引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できません。また、10月15日現在のMACD(12日-26日)は111.40と前日の118.04から低下、シグナル(9日)は90.60と前日の83.80から上昇、ヒストグラム(=MACD -シグナル)はプラス20.80と前日のプラス34.23から低下したものの、「買い」継続です。

 

米国株が調整気味のため、本日の日経平均も調整でしょう。想定レンジは23500円±200円程度です。ロイター通信によれば、英ロンドンでは感染拡大を抑えるため、16日深夜からより厳格なロックダウン措置が課されるそうです。フランスのエマニュエル・マクロン大統領は14日、新型コロナウイルスの流行拡大を受け、パリなど9都市に夜間外出禁止令を発布しました。これらの都市では17日から少なくとも4週間、午後9時から翌午前6時まで外出が制限されます。このような規制強化は世界経済の回復にネガティブです。一方、トランプ米大統領が追加の経済対策を巡って増額を容認する姿勢を示したと伝わったため、米国で与野党協議が進展するとの思惑が強まったことはポジティブ材料です。好悪材料が綱引きし、日経平均は膠着するのでしょう。

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