16日の海外動向と本日の相場見通し 日経平均は膠着、「景気敏感利食い売り+ハイテク押し目買い」の動き

17日の大阪ナイトセッションの日経平均先物6月物は前日比50円安の29670円、高値は16日20時59分の29770円、安値は17日03時43分の29650円でした。16日のNYダウは8日ぶりに反落、前日比127.51ドル安の32825.95ドルでした。一方、ナスダック総合株価指数は続伸、同11.859ポイント高の13471.567ポイントでした。景気敏感株に利食いが出た一方で、ハイテク株には押し目買いが入りました。NY原油先物相場は3日続落、WTI期近の4月物は前日比0.59ドル安の1バレル64.80ドルでした。NY金先物相場は続伸、4月物は前日比1.7ドル高の1トロイオンス1730.9ドルでした。

 

16日のVIX指数は前日比0.24(1.20%)安の19.79でした。また、VIX3Mは同0.18(0.72%)安の24.71で、VIX/VIX3Mレシオは同0.00(0.48%)安の0.80と、1を下回っているため、「リスクパリティ型ファンド」からの暴力的な売りを警戒する必要性が大幅に低下しています。Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、前日比0.92(1.30%)高の142.56でした。

 

16日の日本では、プット・コールレシオは0.18と前日の0.26から低下しました。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は120.10と前日の120.33から低下しました。新高値銘柄数は179、新安値銘柄数は2でした。

 

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は16日現在「水平」継続です。転換線は「下向き」から「上向き」に転換しました。転換線と基準線は「逆転」を継続です。遅行スパンは26日前の日足よりも上に浮上したままで、「好転」継続です。引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できません。先行スパン2は「水平」を継続しています。また、16日現在のMACD(12日-26日)は161.82、シグナル(9日)は133.55、ヒストグラム(=MACD -シグナル)はプラス28.27と前日のマイナス26.37からプラス転換し、「買い」に転換しました。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は7日です。

 

FRBは17日にFOMCの結果を発表します。本日の東京市場では、会合後に公表される米経済と政策金利の見通しや、パウエル議長の記者会見を見極めたいとのムードが強い状況が続く見通しです。この結果、日経平均は前日終値(29921.09円)を挟んだ「もみあい」となりそうです。米国同様に、景気敏感株が利食い売りに押され、ハイテク株が押し目買いで堅調推移となりそうです。ただし、16日の米10年物国債利回りは前日比0.02%上昇し、1.62%で取引を終えました。この米長期金利の上昇基調は、ハイテク株などのグロース株の上値抑制要因となるでしょう。なお、一部で、インデックスファンドが3月末に、今後受け取る配当分だけ株価指数先物に買いを入れる「配当の再投資」に関して、“ある外資系証券のトレーダーは「「日経平均株価型やTOPIX型などだけでも約8000億円、MSCI指数型のファンドも入れると買い入れは約1兆円に膨らむ」”、“今年は株高を背景に年金基金などの持ち高調整の売りが期末にかけて出やすいとの見方もある。”と報じられています。月末前後は需給面から乱高下する可能性が高そうです。

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