17日の海外動向と本日の相場見通し 米経済対策協議進展期待で日経平均は底堅い動き

18日の大阪ナイトセッションの日経平均先物3月物は前日比30円安の26740円、高値は17日17時02分の26810円、安値は18日00時44分の26720円でした。17日のNYダウは反発、前日比148.83ドル高の30303.37ドルと4日以来、およそ2週ぶりに過去最高値を更新しました。ナスダック総合株価指数は4日続伸、同106.557ポイント高の12764.745と連日で過去最高値を更新しました。S&P500種株価指数も3日続伸、同21.31ポイント高の3722.48ポイントと過去最高値でした。NY原油先物相場は4日続伸、WTI期近の2021年1月物は前日比0.54ドル高の1バレル48.36ドルでした。NY金先物相場は3日続伸、21年2月物は前日比31.3ドル高の1トロイオンス1890.4ドルでした。NY円相場は3日続伸、前日比35銭円高・ドル安の1ドル=103円05~15銭でした。一時102円88銭と3月前半以来、9カ月ぶりの円高・ドル安水準を付けました。

 

17日のVIX指数は前日比0.57(2.53%)安の21.93でした。また、VIX3Mは同0.32(1.26%)安の25.15で、VIX/VIX3Mレシオは同0.01(1.29%)安の0.87と、1を割り込んでいます。このため、「リスクパリティ型ファンド」からの暴力的な売りを警戒する必要性は大幅に低下しています。また、Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、前日比2.28(1.57%)高の147.07でした。

 

一方、17日の日本では、プット・コールレシオは0.29と前日の0.32から低下しました。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は98.28と前日の104.17から低下しました。新高値銘柄数は44、新安値銘柄数は11でした。

 

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は17日現在「上向き」継続です。転換線は「水平」継続です。転換線と基準線は「好転」継続です。遅行スパンは26日前よりも上に浮上したままで、「好転」継続です。引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できません。先行スパン2は、「上向き」継続です。また、17日現在のMACD(12日-26日)は476.18と前日の496.73から低下、シグナル(9日)は577.51と前日の605.24から低下、ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス101.33と前日のマイナス108.51から上昇し、「売り」継続です。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は5日です。

 

米国では、失業給付の拡充措置や家計への現金給付などを含む9000億ドル規模の経済対策に関して、上院共和党トップのマコネル院内総務は17日、「超党派での合意に向かっている」と述べました。現在の暫定予算の期限となる18日までに議会での採決となり、成立するとの見方もあるそうです。これはポジティブ材料です。しかし、それ以外に、好材料は見当たりません。このため、日経平均はもみあいとなるでしょう。想定レンジは26800円±200円程度です。

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