20日の海外動向と本日の相場見通し 「With コロナ」で成長が見込める企業群が買われる

21日の大阪ナイトセッションの日経先物9月物は前日比120円高の23000円、高値は終値、安値は20日17時25分の22850円でした。20日のNYダウは4日ぶりに反発、前日比46.85ドル高の27739.73ドルでした。ナスダック総合株価指数は反発し、同118.49ポイント高の11264.95ポイントと2日ぶりに過去最高値を更新しました。アップル、マイクロソフト、インテルなど、コロナ禍が業績の逆風になりにくいハイテク株への物色が続きました。NY原油先物相場は反落、WTI期近の9月物は前日比0.35ドル安の1バレル42.58ドルでした。NY金先物相場は続落、12月物は前日比23.8ドル安の1トロイオンス1946.5ドルでした。NY円相場は反発、前日比35銭円高・ドル安の1ドル=105円75~85銭でした。

 

20日のVIX指数は前日比0.18(0.80%)高の22.72でした。また、VIX3Mは同0.02(0.07%)高の28.13で、VIX/VIX3Mレシオは同0.01(0.73%)高の0.81と、依然として1を下回っているので米株式相場は良好です。また、Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)<オプション価格を基に計算しますが、目先の相場が上昇する確率を、下落する確率がどれだけ上回っているかを表す。目先の相場が大きく下落する確率が高まると、Skew指数は大きくなる。>は、前日比5.85(4.23%)高の144.05でした。

 

一方、20日の日本では、プット・コールレシオは16.64と前日の15.41から上昇しました。(なお、同レシオの7月9日から16日まで、また、7月22日以降の異常値(過去にない値)とも思える数値は、計算上は正しい数値だということです。プット・コールレシオの算出元の1つである国内個別株を対象とするeワラントの取引が停止となっていることや、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で市場のボラティリティが高まっていたことなどの要因から、プット・コールレシオは大きくブレやすいやすい状況となっていたということです。)新高値銘柄数は42、新安値銘柄数は2、東証1部の騰落レシオ(25日平均)は96.47と前日の108.53からやや低下しました。

 

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は20日現在「水平」継続です。転換線も「水平」継続です。転換線と基準線は「好転」継続です。遅行スパンは26日前よりも上に浮上しており、「好転」を継続です。また、引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、9月16日です。また、20日現在のMACD(12日-26日)は173.75、シグナル(9日)は119.28、ヒストグラム(=MACD -シグナル)は54.47で、「買い」継続です。

 

週間の米新規失業保険申請件数は110万6000件と再び100万件を超え、市場予想の92万3000件も上回りました。米景気回復が鈍化するとの見方が強まっていることは日本株の上値圧迫要因です。その一方、米国で、コロナ禍が業績の逆風になりにくいハイテク株への物色が続いていることはポジティブ材料です。このため、日経平均の下値は堅いものの、上値も重そうです。想定レンジは23000円±200円程度です。日本でも「With コロナ」で成長が見込める企業群が買われる見通しです。

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