23日の海外動向と本日の相場見通し 仮想通貨急落と米長期金上昇基調で、投資心理は悪化気味

23日のシカゴ日経平均先物3月物は22日の大証終値比175円安の29995円、高値は30140円、安値は29640円でした。23日のNYダウは3日続伸、前日比15.66ドル高の31537.35ドルでした。ナスダック総合株価指数は一時529.067ポイント(3.9%)安の13003.981ポイントまで下落しましたが、その後、買い戻され、結局、67.850ポイント(0.5%)安の13465.198ポイントで取引を終えました。米長期金利の上昇基調が嫌気され売りが加速しましたが、23日午前の米上院での議会証言で、パウエルFRB議長が、市場が警戒するインフレについて「大部分で弱い」との見解を示し「米経済は雇用とインフレ目標に達するまで長い道のりがある」と述べたことで、金利上昇への過度な懸念が和らぎました。NY原油先物相場は下落、WTI期近の4月物は前日比0.03ドル安の1バレル61.67ドルでした。NY金先物相場は4日ぶりに反落、4月物は前日比2.5ドル安の1トロイオンス1805.9ドルでした。NY円相場は5日ぶりに反落、前日比15銭円安・ドル高の1ドル=105円20~30銭でした。

 

23日のVIX指数は前日比0.34(1.45%)安の23.11でした。また、VIX3Mは同0.69(2.48%)安の27.12で、VIX/VIX3Mレシオは同0.01(1.06%)高の0.85と、1を下回っています。このため、「リスクパリティ型ファンド」からの暴力的な売りを警戒する必要性が大幅に低下しています。また、Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、前日比2.18(1.57%)安の136.64でした。

 

22日の日本では、プット・コールレシオは0.29と前日の0.38から低下しました。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は108.93と前日の100.46から上昇しました。新高値銘柄数は64、新安値銘柄数は4でした。

 

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は22日現在「水平」を継続しています。転換線は「上向き」を継続しています。転換線と基準線は「好転」継続です。遅行スパンは26日前の日足よりも上に浮上したままで、「好転」継続です。引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できません。先行スパン2は「上向き」から「水平」に転換しました。また、22日現在のMACD(12日-26日)は633.27、シグナル(9日)は566.25、ヒストグラム(=MACD -シグナル)は67.02で、「買い」継続です。(買い転換は2月9日でした。)なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は4日です。

 

テスラが15億ドル投資するビットコインの価格が急落したことや、米国の長期金利が上昇傾向のため、日本株に関しても、短期筋の投げ売りが出やすい状況です。一方、23日は株価を支える「パウエルプット」が発揮されているため、下がれば売り方の買い戻しや、出遅れている投資家の押し目買いも入るでしょう。相場のムードは決して良くはありませんが、悲観一色にはならないでしょう。日経平均の想定レンジは30000円±400円程度です。

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