27日の海外動向と本日の相場見通し 政策決定会合結果発表を控え、膠着感強い

28日の大阪ナイトセッションの日経平均先物9月物は27日通常取引清算値比120円安の16590円でした。27日のNYダウは3日続落し、前日比1.58ドル安の18472.17ドルでした。NY原油先物相場は続落、WTI期近の9月物は前日比1.0ドル安の1バレル41.92ドルでした。週間の石油在庫統計で、原油在庫が市場予想に反して増え、ガソリン在庫の増加基調が続いたことが嫌気されました。NY円相場は、1ドル=105円35~45銭 75銭円安・ドル高でした。

 

FRBは27日まで開いたFOMCで、金融政策の現状維持を決め、短期的なリスクは弱まった」などとし、今後の利上げの可能性をにじませたものの、追加利上げの時期について明確な見通しを示しませんでした。これは米株にポジティブですが、ドル/円相場には円安になり難いという点でネガティブです。

 

このような状況下、日銀は28~29日にかけて開催する金融政策決定会合で、なんらかの追加金融緩和を実施するとみられています。具体的には、マイナス金利の深掘り、年80兆円の国債買い入れ枠の増加、ETF購入枠を現在の2倍の年6兆円への増加などが予想されています。

 

なお、安倍首相は27日、来月2日に閣議決定する経済対策の事業規模を28兆円超にすると表明しました。ただし、真水(実際の国と地方の直接支出)は6兆円超です。見掛け上の事業規模は大きいですが、真水の額は期待外れです。それでも、厳しい財政事情を考慮すれば、頑張って膨らましたという感じです。これはこれで、相場を押し上げる材料ではないですが、下支えする材料にはなるでしょう。

 

本日の日経平均に関しては、米株に方向感がなく、ドル/円のトレンドが若干円高気味のため、上値は重そうです。反落スタート見込まれます。ただし、政策期待も燻り続けるため、下値も堅そうです。結果、膠着感の強い相場が続くでしょう。想定レンジは16650円±150円です。

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