29日の海外動向と本日の相場見通し 円安は追い風、しかし、日経平均の上値は重そう

30日の大阪ナイトセッションの日経平均先物12月物は前日比40円安の23280円、高値は30日03時34分の23390円、安値は29日21時00分の23170円でした。29日のNYダウは5日ぶりに反発、前日比139.16ドル高の26659.11ドルでした。ナスダック総合株価指数は反発、同180.72ポイント高の11185.59ポイントでした。引け後に決算発表を控える主力ハイテク株の一角が業績期待から買われました。NY原油先物相場は続落、WTI期近の12月物は前日比1.22ドル安の1バレル36.17ドルでした。NY金先物相場は続落、12月物は前日比11.2ドル安の1トロイオンス1868.0ドルでした。NY円相場は3日ぶりに反落、前日比30銭円安・ドル高の1ドル=104円55~65銭でした。

 

10月29日のVIX指数は前日比2.69(6.68%)安の37.59でした。また、VIX3Mは同1.91(5.06%)安の35.84で、VIX/VIX3Mレシオは同0.02(1.70%)安の1.05と、連日で1を超えています。米国株式市場がボラタイルな局面入りしています。今後は、これが1を下回るまでは、「リスクパリティ型ファンド」からの暴力的な売りを警戒しておく必要がありそうです。また、Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、前日比1.25(0.97%)安の128.05でした。

 

一方、10月29日の日本では、プット・コールレシオは4.99と前日の5.22から低下しました。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は82.20と前日の82.04から若干上昇しました。新高値銘柄数は17、新安値銘柄数は36でした。

 

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は10月29日現在「水平」継続です。転換線は「水平」から「下向き」に転換しました。転換線と基準線は「好転」継続です。遅行スパンは26日前よりも上で推移し、「好転」継続です。そして、引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できません。また、10月29日現在のMACD(12日-26日)は38.46と前日の55.92から低下、シグナル(9日)は81.38と前日の87.91から低下、ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス42.91と前日のマイナス31.99から低下し、「売り」継続です。

 

ECBは29日、理事会会合を開き、声明で「最新の景気評価に基づいて政策手段を見直す」と明記しました。ラガルドECB総裁は会見で、「全ての政策ツールが再調整の対象となる」と強調しました。市場では、次回12月会合でのパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の購入枠拡大と期限延長が予想されているようです。これを受け、外国為替市場で、対ユーロでのドル買い圧力が強まり、対円でのドル買いに波及しています。これは日本株にポジティブです。ただし、欧州では新型コロナの感染を抑えるため、28日にドイツやフランスが行動制限の強化などを決めたことに加え、米国の大統領選挙を11月3日に控えているため、積極的な買いは見込めないでしょう。よって、本日の日経平均は膠着する見通しです。想定レンジは23250円±200円程度です。

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