有機EL関連銘柄

有機ELとは

有機EL

有機エレクトロルミネッセンスの略。電流を流すと発光する物理現象であるが、一般的には有機発光ダイオードや発光ポリマーといった製品名を指すことが多い。

有機ELディスプレイは薄型にすることが可能であり、曲面にすることもできる。また、従来の液晶モニタやプラズマモニタと比べると応答速度が速く、画質も綺麗でありメリットが多い。

有機ELは次世代ディスプレイ、次世代照明技術として注目されている。

2016年8月7日以下の項目を追記

有機EL関連銘柄一覧

コード 銘柄名 企業情報・業務内容
5216 倉元製作所 「膜をつくる」技術は世界中のパネルメーカーから高い信頼を獲得。有機ELの陽極(アノード電極)用ITO膜を手掛ける。同社では、これまの液晶事業で培った低抵抗ITO成膜技術と高精度研磨技術の融合により、陽極のITO膜の電気・光学特性に殆ど影響を与えずに平滑化ならびに欠陥除去加工を実現。
4960 ケミプロ化成 有機EL材料の研究開発も行っている。有機EL関連の特許も多数出願。有機電子材料技術本部に属する福島研究所は、電子材料技術部、有機EL材料技術部で行う小スケールでの材料開発をもとにし、大スケールでの工程検討などを行っている。
4112 保土ヶ谷化学工業 有機EL材料のリーディングカンパニーとして、国内外の代表的なパネルメーカーに材料を提供。正孔輸送材、電子輸送材を開発、有機ELの長寿命化、高耐久性を実現。同時に、発光材、ホール注入材などの材料に関してもグループとして鋭意開発しているという。
4364 マナック 臭素化を始め、各種高選択的ハロゲン化反応と高度精製技術を駆使した異性体制御技術、それを支える解析技術で高品質ハロゲン製品を提供。電子材料分野では、コピー機・プリンターなどの感光ドラムに使用される原料やディスプレイ用の有機EL材料などの情報記録材の原料を製造している。
4120 スガイ化学 酸化、還元、Grignard反応、各種ハロゲン化、シアノ化反応など、中間物メーカーとしては国内トップレベルの多彩な反応技術を蓄積。独自の高度な有機合成技術を活用し、機能性化学品分野への展開を加速し、有機ELやヘルスケア関連など新しい有機材料の開発にも取り組んでいる。
6907 ジオマテック 有機ELディスプレイは、西日が当たってもスピードメーターなどをくっきり表示する。同社では、光透過性に優れ、電極層として利用できる有機薄膜素子を開発した。自動車の計器盤(インパネ)への応用に向けて準備中だという。有機EL照明はに関しては、同社では、成膜条件を制御することにより研磨同様の平坦性を実現し、成膜後の研磨を不要としたという。
6641 日新電機 有機ELパネルやの製造プロセスにおいて、同社のイオンドーピング装置が使用されている。同社はFPD製造用イオン注入装置のトップサプライヤーとして顧客からの信頼も厚い。
6258 平田機工 14年8月7日、有機EL関連の製造・販売および受託研究などを行う株式KOYA(コウヤ)を設立した。KOYAは、ITO基板から有機ELパネルまでのプロセスに対応するという。
6728 アルバック 有機ELを総合的にバックアップ。材料開発用実験システムから量産用クラスターシステム、インラインシステムをラインアップ。また、真空蒸着装置だけでなく、主として高分子材料に対応したインクジェット装置もラインアップ。
7717 ブイ・テクノロジー 高精細化・大型化が進むスマートフォン用有機ELディスプレイのさらなる進化に貢献する、超高精細蒸着マスク「FHM(Fine Hybrid Mask)」を開発した。今後、細部についての開発をさらに進め、量産ラインへの展開を目指すという。
6264 マルマエ 半導体・FPD・太陽電池製造装置の真空パーツや各種分野の高精度部品を製造しており、スマホ・タブレットのディスプレイ向けや有機ELディスプレイ向けの受注が好調。
6384 昭和真空 同社のR&D用有機EL素子蒸着装置「Various」は、有機EL素子構造の最適化を、効率よく行える装置で、有機EL素子の開発をスピーディーに行え、有機EL素子の試作に適している。
6641 日新電機 有機ELディスプレイ製造に最適とされるイオン注入装置で世界トップシェア。有機ELの需要が増えれば同社製品の売れ行きも上がると期待される。

有機ELのメリットとデメリット

有機ELのメリットとデメリット

次世代ディスプレイ素材として期待される有機ELだがメリットがあれば当然デメリットもある。簡単にまとめてみた。

有機ELのメリット

応答速度が速い

有機ELは電圧を変えるとすぐに反応し発光する。有機ELテレビでは残像が残りにくく、スポーツ中継を見たりゲームを行う際に滑らかでクリアな映像を体感することができる。

省エネ

有機ELは低い電圧で発光する為、消費エネルギーを少なく抑えることができる。ただ、最近では液晶モニタやプラズマモニタも省エネ化が進み、差は少なくなってきている。

薄型化が可能

有機ELテレビは液晶テレビやプラズマテレビと比べるとバックライトや放電スペースが不要の為、薄型化が可能となる。数ミリ程度の厚さでも映像表示が可能であり、壁掛けなどにも適している。

映像が綺麗

有機ELテレビは液晶テレビやプラズマテレビと比べコントラスト比が桁違いで良く、色の明暗がはっきりと出る。また、正面から見ても斜めから見ても映像に差が出ないという特性もある。

有機ELのデメリット

コストが高い

最新の技術ということもあり未だ導入コストは高い。液晶テレビもプラズマテレビも発売された当時は高かったが徐々に落ち着いてきた。同様に有機ELテレビも大量生産が進めばコストも抑えられてくるはずだ。

大型化が難しい

有機ELテレビが初めて世に出た時は11型と小型なものしかなかった。その後。20型、25型と徐々にサイズアップしていき、現在では50型以上のサイズも実現可能となった。しかし液晶テレビなどのように更に大きなサイズの有機ELテレビの製造にはまだ課題が残っている。将来的には可能となると思うが現時点では大型化に限界がある。

寿命が短い

LEDの場合は壊れにくく、省エネで寿命も長いとコスト面以外では万能だったが、有機ELの場合は寿命が短いという大きなデメリットがある。有機ELは液晶の半分以下、プラズマの1/3程度の寿命しかない。湿度や酸素にも弱くデリケートなものとなる。

アップル、iPhoneで有機ELディスプレイを採用

iPhoneで有機ELディスプレイ

アップルはiPhoneの2018年以降のモデルで有機ELディスプレイを採用する見通しだ。提携先としては韓国のサムスン、LGが有力視されている。スマートフォンの世界シェアで大きな割合を占めるiPhoneが有機ELディスプレイを使用するとなれば一気に普及が進む可能性がある。また、映像の綺麗な有機ELをスマホディスプレイとした場合、競合企業も対抗の為に追随してくることは十分に考えられる。今後のスマホディスプレイは有機ELが主流となってくるかもしれない。

シャープ(6753)「IGZO」で復活することができるか

IGZO

情報源: 株式会社 Impress Watch

有機ELの駆動に用いられる酸化物薄膜トランジスタ(TFT)。このTFT技術が今後の有機ELの普及に大きく関わってくると言われている。この分野を研究、開発する企業は少なく、日本では今のところシャープ(6753)だけとも言われている。このTFT技術は同社販売の「IGZO」に使われており、ディスプレイの滑らかさと鮮明さ、そして省エネ化の面で非常に優秀と評価されている。有機ELの分野でもIGZOで用いられたTFT技術が期待される。

今後、有機EL照明の普及は進むのか

有機EL照明

情報源: 有機ELデザイン照明 | シンクロア株式会社

有機ELディスプレイはスマートフォンでの採用が見込まれており、有機ELテレビもその画像の鮮明さから普及が進むと思われる。しかし、有機EL照明はどうだろうか。日本において、LED照明は行政主導で普及が伸びそうだが有機EL照明は未だ爆発的普及の兆しが見えない。有機EL照明のメリットは光の均一、鮮明さ、目に優しいという点。また、素材は曲げ易く、デザイナーズ照明として利用される点は多い。今後、このメリット部分をいかにアピールし、量産体制に入っていけるかが有機EL照明の普及を大きく左右してくるだろう。三菱電機(6503)コニカミノルタ (4902)など大手電機メーカーも有機EL照明の開発に注力している。

追記:2017年の「iPhone8」は有機EL搭載観測で関連銘柄上昇

2017年発売予定の新型iPhoneでは有機ELディスプレイが搭載される見通しとなっている。世界的なシェアは2、3割程度と言われるiPhoneだが、スマホ市場を牽引する立場であることは間違いない。iPhoneが有機ELを搭載するとなれば、他社のアンドロイドスマホも追随してくる可能性は多いにある。既にサムスンのGalaxyは有機ELを搭載済み。

このように今後のスマホディスプレイは有機ELが主流となってくると考えられる。有機EL関連銘柄の上昇はこれからが本番となりそうだ。

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2 Responses to “有機EL関連銘柄”

  1. 師子乃 より:

    初めまして、除法処理について勉強している者です。

    勇気ディスプレイについて、色々と学ばせていただきます!

    よろしくお願いいたします!

    • カブ知恵運営部です。

      いつも当サイトをご覧頂きありがとうございます。

      有機ELは今後のディスプレイ事情を一新する可能性を秘めているものとして注目しています。
      テーマ株の動きも活発化してくると思います。

      今後ともカブ知恵を何卒宜しくお願い致します。

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