越境EC関連銘柄

越境ECとは

ec

越境ECは自国向けではなく、海外へ向けたインターネット通販事業を指す。日本の場合、中国を含むアジア各国、ヨーロッパやアメリカといった英語圏向けのEC事業を越境ECという。

円安と東京オリンピックの決定により、日本へ多くの外国人観光客が訪れるようになった。訪日外国人の増加により『インバウンド関連銘柄』が株式市場にも大旋風を巻き起こし、今尚インバウンド関連銘柄は頻繁に注目を集めている。そして、これに次ぐ関連性の高い人気テーマが『越境EC関連銘柄』となる。

インバウンドで日本を訪れた観光客は日本のサービス、商品などを気に入り、自国でも買いたい、取り寄せたいという風になる。これが越境ECが流行り出した経緯と言えるだろう。

特に中国人観光客にとって、日本のドラッグ製品や家電製品は爆買いの対象となり、お土産とした大人気となった。越境EC事業はこういった人気の日本製品をより効率的に売り出せるというメリットがある。

越境EC関連銘柄もインバウンド関連銘柄同様に人気化する可能性が高い。

越境EC関連銘柄一覧

コード 銘柄名 企業情報・業務内容
3195 ジェネレーションパス インテリアや家具、衣料品などのネット通販『リコメン堂』運営。越境ECの取り組みとしては、2015年11月に上海市政府運営の通販サイトに日系企業初出店。日本製の紙おむつ、下着類などを販売。通販大手のディノス・セシールとも業務提携し、商品の拡充を図る。
6176 ブランジスタ 海外販売代行サービス「越境EC byBrangista」を展開。商品リサーチ、集客、配送、カスタマーサポート、決済までを一括にて代行する。
3665 エニグモ アパレルを中心としたソーシャル通販サイト『バイマ』運営。同社は、「4meee!」や「4yuuu!」といったキュレーションサービスを手掛ける「ロケットベンチャー」を買収した。ロケットベンチャーは日本だけでなく中国向けのキュレーションサービスも展開しており、越境EC展開の加速に大きく寄与する。
3328 BEENOS 主力事業が越境EC事業となっており、このテーマの中心とも言える。子会社のtenso株式会社はリクルート(6098)が運営するポンパレモールの海外展開として「Ponparemall JAPAN」を新たにスタート。英語圏、中国語圏への越境EC事業に注力する。
3134 Hamee 越境ECシステム「ネクストエンジン」を提供。ネクストエンジンは海外へのEC事業を誰でも簡単に可能とする。更には物流アウトソーシング「オープンロジ」と海外発送の連携をスタート。越境EC事業において、他社に先駆け様々な事業展開をし始めている。
3031 ラクーン  衣料や雑貨の企業間電子商取引『スーパーデリバリー』運営。2015年8月、スーパーデリバリーが越境ECとなる輸出販売サービス「SD export」をスタートした。輸出業者は日本国内にあるスーパーデリバリー倉庫に商品を発送するだけで、あとは同社が世界への輸出と収納を代行する仕組みとなっている。
9782 ディーエムエス DMS通販出荷代行サービスを行っており、ネットショップや通販サイトの代わりに商品の保管、管理から出荷までを一貫して行う。越境ECにおける海外発送という最大の手間を代行してくれるサービスとなる。
7813 プラッツ 介護ベッド製造・販売を行う。中国の政府系機関、中国電子商会と同社など日本企業5社が日本の介護用品を中国国内でネット通販する事業に乗り出す見通し。主な製造拠点がベトナムなので越境EC関連というよりは中国での新たな事業展開と見るのが妥当かもしれない。
3194 キリン堂ホールディングス 関西で高いシェアを誇るドラッグストア。中国アリババ運営モールへの出品をメーカーと協業し増強。中小企業の中国向け卸売事業も販売支援を拡充。日本のドラッグストアは中国人観光客からの人気が高く、越境EC向けの事業と言える。
3192 白鳩 女性中心の下着のネット通販会社。中国を中心とした海外通販、越境ECに注力し業績を伸ばす。越境EC強化の為、中国語、英語圏のスタッフ確保に力を入れている。
3415 STUDIOUS 国内ブランド特化型のセレクトショップと独自ブランド『UNITED TOKYO』を運営。人気の高い日本のアパレル製品を海外へ向けて販売予定。
7833 アイフィスジャパン 大手ECモール「amazon.com」「ebay.com」への出店、出品を代行する「アイフィスジャパン越境EC代行サービス」をスタート。現時点では法人向け、英語圏向けのサービスと限定されているが順次拡大予定。
2459 アウンコンサルティング 越境EC支援サービス「Gec」を展開。長年の海外拠点運営により培った越境ECサービス、多言語ウェブマーケティングのノウハウを提供する。
6081 アライドアーキテクツ 中国最大のSNS「Weibo(微博)」のグループ企業と販売代理契約を締結。日本企業を対象とした中国向けSNSマーケティング事業に参入。Weibo上のインフルエンサーを活用した世界唯一の広告配信プラットフォーム「WEIQ(ウェイキュー)」のサービスを提供中。
2489 アドウェイズ 中国などへの海外配送代行事業「楽一番」を行う株式会社トロピックスメディアの株式を取得し、子会社化。中国にも100%出資の子会社を持っており、そこで行っているインターネット広告事業・モバイル広告事業を越境ECマーケティングに活かす。
9715 トランス・コスモス 海外向けBtoB、BtoC事業を行っており、越境EC事業も得意とする。同社が持つ越境EC販売チャネルに加え、現地有力越境EC販売チャネルを活用し、マルチ販売チャネルにより販売ボリュームを増大。他言語向けのECサイト構築や運用、受注管理や問い合わせ、発送なども請け負う。

越境ECのターゲットは必然的に「中国」

爆買い

越境EC流行の経緯はインバウンドからのきている。訪日観光客が帰国した後にもう一度日本の商品が欲しいということで越境ECが流行り出した。

インバウンドの一番のターゲットは爆買いでも有名となった中国だ。訪日観光客の数も、そして日本での消費額も中国人が圧倒的な割合を占めている。従って、越境ECも必然的に中国がターゲットとなる。

インバウンド関連銘柄同様、越境EC関連銘柄も中国向けに的を絞った企業が人気化してくると考えられる。

越境ECで人気となる商品とは

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越境EC関連銘柄を調べる際、人気となりそうな商品を探ってみるのが近道だろう。

人気商品を調べるには前述した通り、インバウンドで日本を訪れた中国人観光客に人気となった商品を思い起こせば良い。

医薬品、ベビー用品、お菓子、化粧品、香水、洋服、そしてカメラや時計、炊飯器や水洗トイレも爆買いの対象となった。また、100円ショップなどで買える小物なども人気だ。

更には日本製ではないヨーロッパの高級ブランド品も中国国内では偽物などのリスクがある為、日本での購入が人気となっている。

中国国内のECサイトでも日本と同一の商品は買えるが、『信用』という面で日本からの発送を何よりも重要視している傾向にある。

越境EC関連として注目すべきはインバウンド関連でも人気となったドラッグストア、そしてドンキホーテ(7532)などの何でも屋も参入してくれば関連銘柄の中心となるだろう。

日本の「オタク文化」も越境ECで人気

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日本のアニメ、漫画、ゲーム、音楽、ファッションなども越境EC商品として人気となっている。

日本派生の企業ではあるが、アメリカに本社を置くTokyo Otaku Mode(トーキョー・オタク・モード)も越境EC関連企業として注目すべきだろう。

日本のアニメはヨーロッパは勿論のこと、中国や台湾、韓国などで非常に人気が高い。上場企業ではこの分野で越境ECに力を入れているところは少ないが、今後大きな割合を占めてくる可能性も十分に考えられる。

越境ECの市場予測

市場予測

世界規模で見た場合、越境EC市場は急速に拡大し続けている。2018年には3070億ドル規模になると言われ、発展途上国のインターネット普及が進めば今後更に加速していくと見られる。

世界最大のEC市場と言われる中国が他国へ市場を開放すれば益々活性化してくるだろう。日本やアメリカの場合はTPPの施行が越境ECの市場規模拡大に寄与するかもしれない。

2020年には世界中で4兆円を超えるだろうと言われる越境EC、日本からの輸出額(日本からの発送額)を見ると中国、アメリカ向けだけでもおよそ1.7兆円規模になると言われている。

越境ECのリスクや課題

課題

越境ECは国を跨いでの取引となる為、国内だけで完結するEC事業よりも多くのトラブルが予想される。

代金の未払い、偽造クレジットカード、商品の不達や破損、更には偽物や違法品の流通に繋がる恐れもある。

関税も国ごとに異なる為、専門的な知識がなければ想定以上の料金が発生してしまったり、関税機関で没収されてしまう場合も起こりうる。

インバウンド需要の取り込み同様、越境ECの市場拡大も日本政府の成長戦略にとっては重要なテーマと言える。行政も協力し、越境ECがより円滑にできるよう法整備を行ってくれることにも期待したい。

越境EC関連銘柄はインバウンド関連銘柄を超えるか

インバウンド関連銘柄も度々話題となる大人気テーマではあるが、徐々に反応も薄くなってきているということは確かだろう。

市場関係者としてはこれに次ぐテーマとして越境EC関連銘柄がインバウンド関連銘柄同様にお祭りとなってくれることを期待しているに違いない。

越境ECはインターネットの利用者であれば旅行よりも手軽に各国の商品を入手できるということで利便性は高い。しかし未だ関税面などで課題は山積み状態だ。

インバウンド関連銘柄同様の人気化を期待したいが、現時点では越境EC関連銘柄はやや見劣りする部分もあり、課題クリアが先決と言えるだろう。

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