eスポーツ関連銘柄

eスポーツとは

eSports

eスポーツとは、「Electronic Sports(エレクトロニック・スポーツ)」の略称であり、対戦ゲームを競技として捉え、従来のスポーツのようにプレイと観戦を楽しむ仕組みを指す。

高額な賞金を得られるeスポーツ大会も世界各地で開催されており、プロ、セミプロも多数存在。ジャンルやゲームタイトル毎にプロチームやプロリーグといった団体でのeスポーツ活動も活発化してきている。賞金はスポンサーが出す場合もあれば、観戦者やプレイヤー自身の参加費が入賞者に割り振られる場合もある。

eスポーツ関連銘柄と呼ばれる銘柄は、日本のeスポーツ発展の為にスポンサーとなったり、自社にプロチームを持ったりと様々。勿論、自社開発のゲームでeスポーツイベントを開催している企業もeスポーツ関連銘柄となる。ゲーム観戦用の場(動画配信を含む)を提供している企業もeスポーツ関連銘柄と言えるだろう。

スマホゲームバブルにより、ゲーム関連銘柄として業績を伸ばした企業は多数あるが、今はやや飽和状態にあり、業績寄与に限界が見え始めている。そのような状態の中、eスポーツはまだまだ成長余地が見込めるコンテンツであり、新規参入によりeスポーツ関連銘柄と呼ばれる企業が今後益々増えてくる可能性が高い。

「eスポーツ」が正式なメダル種目に!の報道でeスポーツ関連銘柄に注目集まる

メダル競技

アジアオリンピック評議会は4年に1度開催しているスポーツ国際大会「2022年 アジア競技大会」で、eスポーツを正式なメダル種目にすると発表した。(2018年大会も参考種目となる)すなわち、eスポーツも野球やサッカーといった従来のスポーツと同じ競技として扱われるということだ。

具体的なゲームタイトル、ジャンル等は発表されていないが、eスポーツ関連銘柄にとっては追い風、朗報と見て間違いないだろう。

eスポーツ関連銘柄一覧

コード 銘柄名 企業情報・業務内容
3911 Aiming 2015年にeスポーツ プロチーム「DeToNator」のメインスポンサーに就任。既に世界ではメジャーとなっているeスポーツを日本でも発展させようと、上場会社としては早々にeスポーツ市場への参入を決断。プロチームのスポンサーとしてeスポーツ市場の発展に力を尽くすと共に、同社自体でもeスポーツ競技となるようなゲームの開発を進めている。時価総額の面でも大化けの可能性があり、eスポーツ関連銘柄として本命視される銘柄。
3659 ネクソン eスポーツの本場、韓国発祥の企業。連結子会社であるNEXON Koreaはeスポーツ事業強化を目的とし、eスポーツ番組の放送会社であるLoud Communicationsと資本・業務提携契約を締結している。東京、韓国のゲームショウでも、同社ブースにてeスポーツの催しを行う。
4751 サイバーエージェント サイバーエージェント子会社である株式会社CyberZは、エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ株式会社と、2017年3月より同社が運営するeスポーツイベント「RAGE(レイジ)」において協業を開始することを発表。「RAGE」は2015年よりスタートしたeスポーツイベントで、「Vainglory(ベイングローリー)」、「ストリートファイターV」、「Shadowverse(シャドウバース)」といったゲームタイトルを採用している。3タイトルの1つである「Shadowverse」は同じくサイバーエージェント子会社のCygames(サイゲームス)より配信されており、eスポーツイベントの運営だけでなく、eスポーツ向けゲームタイトルの開発にも力を入れていることがわかる。
9684 スクウェア・エニックス アーケードゲーム「ガンスリンガー ストラトスシリーズ」において、これまでもeスポーツイベントの開催実績がある。また、eスポーツ観戦を楽しむ場としてシアターカフェ&ダイニング「STORIA(ストーリア)」を池袋にオープン。eスポーツ文化の発展にも力を入れる。
9468 カドカワ niconicoを運営するドワンゴ(カドカワ)は幕張メッセにてゲームに特化したイベント「闘会議」を年1で開催している。2016年の闘会議より、賞金付きのゲーム大会が行われており、まさにeスポーツイベントそのものとなっている。自社の動画配信事業でもeスポーツ観戦は伸びしろの大きいコンテンツとして力を入れている。
3904 カヤック スマートフォンゲームアプリ向け賞金付き大会サービス「RANKERS(ランカーズ)」の提供を行う。「RANKERS」はオンライン上で勝負し、上位入賞となれば賞金を受け取ることができ、カジュアルeスポーツサービスと言われている。
3760 ケイブ 同社開発のシューティングゲームアプリ「怒首領蜂一面番長」にて、カヤックが運営するカジュアルeスポーツサービス「RANKERS」に参加。
9766 コナミ eスポーツへの取り組み強化の一環として、賞金付きの『ウイニングイレブン 2017』eスポーツ大会の開催を決定。同社ゲームはウイニングイレブンなどのように、世界中にヘビーユーザーを抱え、尚且つ対戦型となるようなeスポーツ向けタイトルが多い。
9697 カプコン 同社の人気ゲーム「ストリートファイターV」の国内eスポーツリーグ「RAGEリーグ for ストリートファイターV」を株式会社CyberZの主催により発足すると発表。「ストリートファイター」シリーズは世界中でプレイされており、海外では総称金額5000万円以上となる大規模なeスポーツイベントも開催されている。
3664 モブキャスト eスポーツへの本格参入を決断し、プロゲーマーチーム“Team mobcast”を発足。世界で4000万人以上がプレイしているデジタル戦略カードゲーム「ハースストーン」の世界大会で優勝を目指す。同社開発のゲームにおいても将来的にはe;スポーツを開催できるような環境作りに取り組む。

eスポーツ関連銘柄の本命(3911)Aiming

eスポーツプロチームのスポンサーとなり、業界発展の為に積極出資を行う。自社開発ゲームもeスポーツ向けのものを企画するなど、様々な方向からeスポーツ事業に取り組む姿勢が伺える。他のeスポーツ関連銘柄が比較的大型株であり、余程大きな材料がない限りは動かないと考えられるが、同銘柄に関しては時価総額的にも化ける可能性が高い。総合的な判断から、eスポーツ関連銘柄の本命として挙げられる。

eスポーツ関連銘柄の対抗(3659)ネクソン

eスポーツの本場、韓国に子会社を持ち、イベント開催のノウハウも持っている。日本や韓国で実際にeスポーツ開催の実績もあり、今後も同業界の中心的な役割を果たしていくと期待される。韓国子会社はeスポーツ番組の放送会社とも業務提携し、観戦環境の整備にも力を入れる。eスポーツ関連銘柄の対抗。

eスポーツ関連銘柄の大穴(3904)カヤック

スマホゲームアプリ向けのeスポーツサービス「RANKERS」を運営。課金による性能向上要素が強く、技術介入要素の少ないスマホゲームはeスポーツになり辛いと言われている。あえてそのスマホゲームにeスポーツイベントを開催できる場を提供するという試み。海外と日本では流行のゲームも異なる為、意外とヒットするかもしれない。勿論、その逆もありうる。まさにeスポーツ関連銘柄の大穴と言える。

eスポーツの市場規模

eSports2

eスポーツは既に世界各国で多数開催されており、その市場規模は2017年で1000億円程と推定される。2020年には更に成長を遂げ、2000億円規模に迫るのではないかと言われている。

今回、eスポーツが2022年アジア競技大会の正式メダル種目に認定されたことでeスポーツ市場の成長速度は更に加速すると予想。

こういった市場規模拡大材料はeスポーツ関連銘柄の株価上昇に影響を与えるものであり、更に注目を集めることとなりそうだ。

世界のeスポーツ競技人口は既に5000万人以上

eスポーツの競技人口は、年収1億円以上のプロゲーマーからアマチュアまで全てを含めると5500万人以上との試算。特にeスポーツ先進国の韓国やアメリカでは競技人口が多く、日本でも増加傾向にあると言われている。

賞金総額20億円以上となる高額eスポーツ大会も

Dota2

世界で最も有名なオンラインゲームの1つである「Dota 2」は、世界一を決定する公式世界大会「The International」を開催している。

2016年に行われたこの大会の賞金には開発会社の「Valve」が160万ドルを用意すると共に、大会観戦チケットの売上げの一部が追加され、総額で1800万ドルに達した。日本円で約20億円規模となった。

2017年大会ではこれを更に上回る総称金額になるのではと注目が集まっている。

日本におけるeスポーツ

JeSPA

日本でもeスポーツの大会が多数開催されており、プロゲーマー、プロチームも誕生している。

また、eスポーツ専用施設「e-sports SQUARE」やeスポーツ観戦カフェがオープンしたり、eスポーツ専門情報番組「eスポーツMaX」が放送開始するなど、国内市場規模も拡大傾向。

日本最大のゲームイベント、東京ゲームショウ2016においてもe-Sportsステージが設置され、eスポーツイベントが開催された。

上記に挙げたeスポーツ関連銘柄も大会のスポンサーを務めたり、プロチームを結成したりなど、日本におけるeスポーツの発展に力を尽くしている。

eスポーツ普及への課題

日本国内でもeスポーツの普及に力を入れる企業、団体は多数あるが、未だ世界のeスポーツ先進国と比べれば盛り上がりに欠けている。その理由として、いくつかの課題が挙げられる。

正式なJOC認可団体がまだない

今回、eスポーツが2022年アジア競技大会の正式メダル種目に認定されたことで浮き彫りとなった課題。

日本国内にはeスポーツ関連の団体が複数存在する。「一般社団法人日本eスポーツ協会(JeSPA)」「一般社団法人e-sports促進機構」「一般社団法人日本プロeスポーツ連盟」などが各々で活動を行っており、国を挙げて国際試合に参加する場合には団体の一本化が必要となる。

一本化できなければJOC(日本オリンピック委員会)の加盟団体となることができない。

優勝賞金の制限

スクウェア・エニックスが2016年に開催したeスポーツイベント「ガンスリンガー ストラトス3」の優勝賞金が500万円から10万円に大きく引き下げられる事態が発生した。

理由は消費者庁が示した景表法の適用条件が影響したと言われている。

eスポーツ関連銘柄に挙げられるような大手ゲームメーカーがスポンサーとなる大会であっても、過度な賞金額設定は認められないというのが消費者庁の見解らしい。

また、前述した世界最高額eスポーツ大会「The International」のように、参加者や観戦者から集めたお金をプレイヤーに配分するという仕組みも日本の法律上は厳しいかもしれない。

eスポーツの普及を進めるのであれば、こういった部分の規制緩和も必要となってきそうだ。

日本はゲームも“ガラパゴス化”か?

日本と世界のゲーム事情は対照的となってきている。

eスポーツ先進国では対戦型のビデオゲームが流行り、多数のプロゲーマーが生まれている。一方で日本も任天堂やソニーのおかげでゲーム先進国ではあるものの、据え置き型の家庭ゲーム機やゲームセンターなどの市場は伸び悩み、プロゲーマーという職種も馴染みが薄い。

日本ではスマホの普及により、ソーシャルゲームブームとなった。ゲームメーカーもeスポーツ向けのゲームではなく、スマホゲームの開発に力を入れたことで世界のゲーム市場と日本のゲーム市場は色合いが変わってきており、“ガラパゴス化”してきているとも言われている。

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3 Responses to “eスポーツ関連銘柄”

  1. 望月 より:

    いつも先生の 新ニュースを期待しております7855の本命良く動きました規制入りに成りましたが20日もたてば また 動きます? そんな気がします見ているだけで楽しいです。今度はeスポーツの本命は3911エイミングと
    無料で画面を見させて頂きました。この株で昨年赤字を出しましたので業績は赤ですが、先生の株が過去見させて頂いて本命の株はs高が多々 有りますので、この時取り戻さなくてはと、即飛びつきました。無料ですので自分に責任があります・5月1日赤字転落と.発表しますと又下落。  先生が、目星を、付けられましたのですから 間違い無しと半分期待してます
    これからも新ニュース読ませて下さい。話題の、トップを行きたいです。傘寿の坂登りつつ。

  2. 望月 より:

    メールが残って ますのでのべさせて頂きます。ふじい先生の4月18日に出して下さいました2025年までに無人レジ方針の件 眼が離せません  
    7855今8万 7万に入りましたら 今度こそ、買わせて貰います 少しだけ。あれよ々と
    みているうちに 4桁 いつも 見させて頂いてます。只で済みません
     3109シキボウ10月から買いを入れます年間を とうして色々 有難う 御座います
     

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