「ポケモン相場」に対する取り組み姿勢は、予め撤退ラインを設定した上で、「夢」を買う!

足元で、任天堂(7974)の株価がようやく落ち着いてきました。同社株は、8月1日の安値20100円を底値に、10日には一時23360円まで買われる場面がありました。また、10日終値は22780円と、75日移動平均線(10日現在17858.6円)、25日移動平均線(同22517.4円)、5日移動平均線(同21770.0円)を全て上回っています。7月下旬以降、任天堂をはじめとしたポケモン関連株が急落した影響で、個人投資家中心に、投資マインドが著しく悪化しています。しかしながら、今後、任天堂株が落ち着いた動きをみせるようなら、徐々に、個人のマインドも暖化することが期待できるでしょう。

 

思い返せば、『Pokémon GO』の世界的ヒットが投資家に評価され、任天堂(7974)の株価は、活況裡に上値を追い、遂に、7月19日に32700円の高値を付けました。そして、高値を付けた19日、任天堂株の売買代金は7036億円と、個別の株式として初めて7000億円を超えました。しかし、その後、同社株はナイアガラ状態に陥り、8月1日には一時20100円まで下落しました。ナイアガラ発生のきっかけは、熱狂している投資家に冷静になるようにという、任天堂自身からのメッセージを受けて、「投資家の期待」が「失望」へ変化したことに加え、大株主の高値売却が判明し、先行きの需給悪化懸念が強まったためです。

 

ですが、8月1日以降の株価動向をみる限り、短期的な失望売りは一巡し、足元の悪材料はほぼ織り込んだとみてよさそうです。

 

さて、今後の任天堂の株価の見通しですが、さすがに7月に歴史的な大商いをこなした直後に、ナイアガラが発生したことで、需給面での大きな「シコリ」ができてしまいました。それは、価格帯別出来高でみると、27000円~30000円のゾーンです。このため、短期的には、27000円付近までは案外簡単に戻れるとみていますが、そこから上は戻り待ちの売りが高水準で出てくるため、上抜くには相当強力なカタリストが必要と考えます。

 

そのカタリストとして期待されるのが、「ポケットモンスターサン・ムーン」です。これは、ニンテンドー3DS向けのソフトで、第一作の発売から20年を迎え、世界累計販売本数が2億本を突破した「ポケットモンスター」シリーズの最新作です。任天堂への収益押し上げ効果の限定的な『Pokémon GO』と異なり、「ポケットモンスターサン・ムーン」は、任天堂自身が販売を手掛けるため、その売り上げは任天堂の収益へのインパクトは大です。また、「マリオパーティスターラッシュ」が今秋に発売される予定のほか、サードパーティからも複数のタイトルの発売が予定されています。このような大型タイトルなどの発売により3DSビジネスを再び活性化するか否かもカタリストです。

 

そして、現在開発中の新しいコンセプトのゲーム専用機である「NX(開発コード名)」については、来年3月に国内外で発売を予定しています。ただし、現時点では「NX」についての詳細が不明です。最大の商戦期のクリスマスを過ぎてからの発売なので、「NX」の業績への本格寄与は、来2018年3月以降ということになりそうです。なお、17年3月期第1四半期の「Wii U」のハードウェアの販売台数は22万台(前年同期比53%減)、ソフトウェアの販売本数は468万本(前年同期比3%増)でした。これは、「NX」販売開始を前にした、買い手控えが主因とみられています。

 

ところで、これまでの任天堂は、「ゲーム人口を拡大する」ことを基本戦略としてきましたが、現在は、さらに一歩前進して、「任天堂IP(知的財産)に触れる人口を拡大する」ことに注力しています。これは事業転換であり、この試みは、まだ緒に就いたばかりです。このため、この試みの成果が業績に目にみえて反映されてくるのは数年先になるでしょう。

 

相場ですから、その成功を信じる投資家は「買い」で対応し、そんなことは実現不可能だと考える投資家は「売り」で対応するのは当然のことです。もちろん、相場のことです。どちらの見方が正しいかは、現時点では不明です。ですが、その一方、数年後、どちらの見方が正しかったのかがはっきりします。それが相場です。

 

それを踏まえ、現時点での任天堂に代表される「ポケモン相場」に対する私の局面認識は、相場が上昇し始めてから最初に一時的に下がる局面である、「初押し局面」です。ちなみに、有名な相場格言に「初押しは買い」というものがあります。ただし、「ポケモン相場」の主役の任天堂株が商いを伴って上昇を開始した、7月8日の前日7日の終値14935円を割り込んだら、「ポケモン相場」は「うたかたの夢」だったと、「買い」での対処は間違いだったと、潔く負けを認める必要はあると考えています。

 

予め撤退ラインを設定した上で、「夢」を買う。「ポケモン相場」に対する取り組み姿勢は、そんな感じでいいのではないかと考えています。なお、「ポケモン相場」が大相場になれば、老人も若者も、男性も女性も、大口投資家も小口投資家も、誰もが理解できる、わかりやすい材料を評価して参加できる、全員参加型の相場になる可能性が高いため、東京株式市場全体の活性度も上がることでしょう。

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