定量的・定性的な大底圏特有の現象大量発生も、カギはボラの低下

相場安定には、現状のハイボラが低下する必要があります。ちなみに21日の日経平均ボラティリティー・インデックスは前日比4.56(11.93%)高の42.78でした。このように、ボラタイルで非常に怖い相場ですが、大底圏の状況証拠は揃っています。

 

21日の東証1部の昨年来安値更新銘柄数は717に達しました。これは経験則上、400を超えると底値です。また、東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は53.82%です。そして、日経平均の25日移動平均線との乖離率はマイナス11.67%です。さらに、値幅的な調整も十分です。昨年6月24日の高値20952.71円から昨年9月29日の安値16901.49円までの下げ幅を、昨年12月1日の20012.40円にリプレイスして求められるターゲットは15961.18円です。21日、日経平均先物3月物はナイトセッションでの16時42分に15780円まで叩き売られました。

 

また、ヒアリングベースでは、21日の追証発生件数は20日のそれを上回り、過去のパニック売りの件数に匹敵する規模になったもようです。実際、松井証券の信用買い残の評価損益率はマイナス21.138%に達しています。

 

そして、15日時点の裁定買い残(期近・期先合計)は、金額ベースで、前週比2222億円減の2兆3375億円です。2週連続で3兆円を割り込み、昨年10月16日の2兆2544億円以来、約3カ月ぶりの低水準となっています。

 

さらに、昨日は、普段、電話をかけてこない友人・知人が、相場の先行きについて聞いてきたりしてきました。

 

これらは全て、定量的、または、定性的な大底圏特有の現象です。

 

そして、ここにきて、ECBが追加の金融緩和を強く示唆しました。今後、FRBが景気に配慮した声明を出し、日銀も同様に追加の金融緩和を強く示唆するようなら、市場は日米欧の中央銀行による協調を大いに好感する見通しです。そしてこれを受け、東京株式市場でも、ボラティリティーの低下傾向が鮮明になり、本格的な自律反発に入ることが期待できるとみています。

カブ知恵厳選おすすめ投資顧問

カブ知恵スタッフが実際に登録し、情報提供を受けている投資顧問をピックアップ!短期取り組みに強い投資顧問、材料株に強い投資顧問、人気テーマをいち早く配信する投資顧問、ファンドなど機関の取り組み状況を配信する投資顧問、狙い目IPO銘柄を教えてくれる投資顧問、それぞれに特徴やメリットがあります。基本的な情報配信はメルマガ登録だけの無料で受け取ることができますので試してみるといいでしょう。おすすめです。

コメントを残す

CAPTCHA


サブコンテンツ

このページの先頭へ