連休中の外部環境の総括と、本日の相場見通し

シカゴ日経平均先物3月物(円建て)は17390円大証比300円安でした。11日のNYダウは4日ぶりに反発、前週末比52.12ドル高の16398.57ドルでした。11日の上海総合指数が大幅下落し、NY原油先物相場も大幅に6日続落しましたが、自律反発を狙った買いや、売り方の買い戻しがダウを押し上げました。一方、ナスダック総合株価指数は年末年始を挟んで8営業日続落、同5.642ポイント安の4637.989ポイントでした。

 

11日の上海総合指数は、前週末終値比5.33%安の3016.70ポイントと、昨年9月以来、約4か月ぶりの安値で取引を終えました。一方、中国人民銀行(中央銀行)は11日朝、対ドル取引の一日の目安となる基準値を、前週末比0.02%元高ドル安に設定しました。元高設定は2営業日連続です。

 

11日のNY原油先物相場は大幅に6日続落、WTI期近の2月物は前週末比1.75ドル安の1バレル31.41ドルでした。一時30.88ドルと03年12月上旬以来、約12年ぶりの安値を付けました。バンクオブアメリカ・メリルリンチなど複数の大手金融機関が16年の原油価格の見通しを引き下げということです。

 

11日午前のアジア市場で、ドル/円相場は一時1ドル=116円663銭を付ける場面がありました。しかしその水準では、個人中心に短期スタンスのドル買いが観測され、ドルは117円台へ反転しました。そして、現在1ドル=117円71銭付近で推移しています。

 

11日のNYダウが反発したことや、ドル/円相場が安値から戻したこと、中国人民銀行が2営業日連続で元高設定にしことはポジティブですが、原油安に歯止めが掛からず、上海株が依然として不安定なため、日本が連休中の外部環境は、やはり、良くなかったと言えます。

 

このため本日の日経平均は6日続落スタートが見込まれます。想定レンジは11日のシカゴ先物の取引レンジの17105円~17555円です。8日現在の東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は62.90%で、売られ過ぎを示唆しています。このため、さすがに本日は自律反発狙いの買いや、売り方の利益確定の買い戻しが入る見通しです。しかしながら、本日、日経平均が大幅に反発するためには、少なくとも、1ドル=118円台への円安や、上海総合指数の大幅反発が必要でしょう。そうでない限り、前週末比プラスに転じるのは容易ではなさそうです。

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