2日の海外動向と本日の相場見通し 強い米国株と菅発言を追い風に、日経平均は上値追い

3日の大阪ナイトセッションの日経先物9月物は前日比220円高の23520円、高値は終値、安値は2日16時30分の23310円でした。2日のNYダウは続伸、前日比454.84ドル高の29100.50ドルでした。ナスダック総合株価指数は4日続伸、同116.78ポイント高の12056.44ポイントと初めて12000ポイント台に乗せて取引を終えました。S&P総合500種も続伸し、同54.19ポイント高の3580.84ポイントと最高値を更新しました。1日発表の8月の米自動車販売台数が前年同月比12%減と減少幅が縮小しつつあることや、2日発表の8月のADP全米雇用リポートで、非農業部門の雇用者数(政府部門を除く)が前月から42.2万人増えたことなどが、買い材料視されました。

 

2日のVIX指数は前日比0.45(1.72%)高の26.57でした。また、VIX3Mは同0.57(1.78%)高の32.67で、VIX/VIX3Mレシオは同0.00(0.05%)安の0.81と、依然として1を下回っているので米株式相場は良好です。また、Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)<オプション価格を基に計算しますが、目先の相場が上昇する確率を、下落する確率がどれだけ上回っているかを表す。目先の相場が大きく下落する確率が高まると、Skew指数は大きくなる。>は、前日比1.18(0.83%)安の141.10でした。

 

一方、1日の日本では、プット・コールレシオは3.87と前日の3.32からやや上昇しました。(なお、同レシオの7月9日から16日まで、また、7月22日以降の異常値(過去にない値)とも思える数値は、計算上は正しい数値だということです。プット・コールレシオの算出元の1つである国内個別株を対象とするeワラントの取引が停止となっていることや、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で市場のボラティリティが高まっていたことなどの要因から、プット・コールレシオは大きくブレやすいやすい状況となっていたということです。)新高値銘柄数は63、新安値銘柄数は4、東証1部の騰落レシオ(25日平均)は101.76と前日の96.61からやや上昇しました。

 

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は2日現在「水平」を継続です。転換線は「水平」を継続です。転換線と基準線は「好転」継続です。遅行スパンは26日前よりも上に浮上し、「好転」継続です。引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、9月16日です。また、2日現在のMACD(12日-26日)は163.91と前日の160.24から上昇、シグナル(9日)は171.80と前日の172.89から低下、ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス7.89と前日のマイナス12.65から上昇したものの、「売り」継続です。

 

米国株高を受け、本日の日経平均は堅調推移が見込まれます。直近高値の8月25日の23431.04円を上回るでしょう。想定レンジは23500円±200円程度です。菅義偉官房長官は2日、自民党総裁選に出馬すると正式に表明し、「新型コロナウイルスの感染拡大防止と社会経済活動の両立を図る」、「アベノミクスを責任持って引き継ぐ」などと述べました。この菅発言への安心感も買い材料になるでしょう。

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