4月22日の海外動向と本日の相場見通し 米キャピタルゲイン課税増税懸念で投資意欲大幅に低下へ

4月23日の大阪ナイトセッションの日経平均先物6月物は前日比200円安の28900円、高値は22日16時30分の29210円、安値は23日03時00分の28850円でした。22日のNYダウは反落、前日比321.41ドル安の33815.90ドルでした。ナスダック総合株価指数も反落、同131.805ポイント安の13818.413ポイントでした。バイデン米大統領が、所得が100万ドルを超える富裕層に対するキャピタルゲイン課税の税率を39.6%と、現行の2倍近くに引き上げることを提案する見通しと伝わったことが嫌気されました。NY原油先物相場は反発、WTI期近の6月物は前日比0.08ドル高の1バレル61.43ドルでした。NY金先物相場は3日ぶりに反落、6月物は前日比11.1ドル安の1トロイオンス1782.0ドルでした。NY円相場は4日続伸、前日比10銭円高・ドル安の1ドル=107円90銭~108円00銭でした。

 

4月22日のVIX指数は前日比1.21(6.91%)高の18.71でした。また、VIX3Mは同1.03(4.79%)高の22.52で、VIX/VIX3Mレシオは同0.02(2.02%)高の0.83と、1を下回っているため、「リスクパリティ型ファンド」からの暴力的な売りを警戒する必要性が大幅に低下しています。Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、前日比1.34(0.96%)安の138.09でした。

 

4月22日の日本では、プット・コールレシオは0.25と前日の0.24から上昇しました。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は88.10と前日の85.65から上昇しました。新高値銘柄数は37、新安値銘柄数は39でした。

 

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は4月22日現在「水平」を継続しました。転換線は「下向き」を継続しました。転換線と基準線は「逆転」を継続しました。遅行スパンは26日前の日足を下回っており、「逆転」を継続しました。ただし、引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、2021年5月31日です。先行スパン2は「上向き」を継続しました。また、4月22日現在のMACD(12日-26日)はマイナス53.38、シグナル(9日)は66.28、ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス119.65と、「売り」を継続しました。(売り転換は4月15日でした。)なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は5日です。

 

バイデン米大統領が、所得が100万ドルを超える富裕層に対するキャピタルゲイン課税の税率を39.6%と、現行の2倍近くに引き上げることを提案する見通しとなったことで、米国株式市場が下落したことは、日本株にも逆風です。投資家の買い意欲は大幅に低下することでしょう。日経平均の想定レンジは28900円±300円程度です。75日移動平均線(22日現在29144.00円)が戻りメドです。

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