7月2日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

本日の個別銘柄動向コメント

カルナバイオ(4572)

7月1日、CARNA BIOSCIENCES, INC.とGILEAD SCIENCES, INC.とが共同で特許出願した「ジアシルグリセロールキナーゼ変調化合物」が、WIPO(世界知的所有権機関)が提供する特許データベース検索サービス「PATENTSCOPE」にて公開されました。これが買い材料視されそうです。「本開示は、ジアシルグリセロールキナーゼ調節化合物、及びその医薬組成物、固形腫瘍、およびHIVまたはB型肝炎ウイルス感染などのウイルス感染を含む癌を治療するためのものである。化合物は単独で、または他の薬剤と組み合わせて使用することができる。」、「本発明は、ジアシルグリセロールキナーゼ変調化合物、及びその医薬組成物、癌の治療のために、固形腫瘍、およびHIV感染またはB型肝炎ウイルスなどのウイルス感染を含む。化合物は単独で、または他の薬剤と組み合わせて使用することができる。」とのことです。国際出願日は2020年12月18日、国際出願番号はPCT/IB2020/062229、公開番号はWO/2021/130638です。

 

https://patentscope2.wipo.int/search/ja/detail.jsf?docId=WO2021130638&tab=PCTBIBLIO

 

日本化学工業(4092)

7月2日付け日経産業新聞が、「日本化学工業は全固体電池材料のリン酸塩を電池メーカーの要望に応じて加工する技術を開発した。顧客が求める性能を発揮できるよう、素材の配合や組成を分子レベルで高度に制御する。可燃性の電解液を使わないため安全で、エネルギー密度も高められる全固体は次世代電池の本命とされる。」 と報じました。これが買い材料視されそうです。

 

日本郵船(9101)

7月1日、「2022 年3月期 業績予想の修正並びに配当予想に関するお知らせ」を発表しました。これが買い材料視されそうです。旺盛な輸送需要の継続を背景に、同社持分法適用会社 OCEAN NETWORK EXPRESS PTE. LTD.の業績が想定以上に堅調に推移しており、航空運送事業及び物流事業においても引き締まった需給が継続しています。加えて、好調なドライバルク市況等により、不定期専用船事業においても収支の良化を見込むため、業績予想を上方修正しました。現在、連結決算に必要な作業及び精査を行っており、最新の通期連結業績予想は本年8月4日に予定している2022年3月期第1四半期決算発表において開示する予定です。

 

セレンディップ・ホールディングス(7318)

7月1日、「株式会社愛知銀行との業務提携に関するお知らせ」、「株式会社大垣共立銀行・株式会社 OKB キャピタルとの業務提携に関するお知らせ」を発表しました。これらが買い材料視されそうです。同社は、愛知銀行との間で、事業承継支援に関する業務提携契約を行うことについて合意しました。また、同社は、大垣共立銀行とOKB キャピタルの間で、事業承継支援に関する業務提携契約を行うことについて合意しました。ちなみに、セレンディップグループは、中堅・中小企業の成長をサポートするパイオニアとして「経営の近代化」

を推進し、事業承継とプロ経営者の派遣を柱とした独自の支援サービスをご提案することで、企業経営を様々な角度からサポートしています。

 

アマナ(2402)

6月30日、「資本業務提携契約の締結、第三者割当による普通株式及び優先株式に発行、定款の一部変更、資本金及び資本準備金の額の減少、シンジケートローン契約の締結及び営業外費用の計上に関するお知らせ」を発表しました。これが引き続き買い材料視されそうです。コクヨとの間で資本業務提携契約を締結し、また、第三者割当の方法により、寺田倉庫、コクヨ、VERSION THREE、アズレイ、廣松伸子氏、中西宗義氏及びAceに対して、普通株式を発行します。

 

アイビー化粧品(4918)

6月29日、「「Natural Product Communications」誌への論文掲載について」を発表しました。これが引き続き買い材料視されそうです。論文 ”Nasturtiumofficinale Extract Suppresses Osteoclastogenesis in RAW 264 Cells by Inhibiting IκB-kinase β” (著者:開発研究所 常陰幸乃上級研究員、竹入雅敏主任研究員、木村吉秀所長)が国際科学雑誌「Natural Product Communications」に掲載されました。本研究では、横浜市立大学との共同研究で、骨の破壊を行う細胞(破骨細胞)の形成・機能に関する様々な細胞内シグナル伝達について、研究を行い、破骨細胞の形成・機能を制御する新規有用成分として、クレソン(Nasturtium officinale)抽出物を同定しました。当該研究は、「Natural Product Communications」の査読を経て、その成果が認められた結果、掲載に至りました。なお、上記論文に記載の有用成分「クレソン(Nasturtium officinale)」については、クレソンの抽出物を有用成分とする破骨細胞分化抑制剤に関する特許を出願中です。

 

相場観

7月1日の日経平均は前日比84.49円(0.29%)安の28707.04円と、4日続落しました。5日移動平均線(1日現在28885.07円)、25日移動平均線(同28938.70円)、75日移動平均線(同29050.89円)全て下回っています。なお、7月2日の大阪ナイトセッションの日経平均先物9月物は前日比120円高の28750円、高値は7月1日17時08分の28780円、安値は7月1日19時56分の28560円でした。7月1日の東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は100.65と前日の98.21から上昇しました。新高値銘柄数は35、新安値銘柄数は57でした。また、7月1日現在のMACD(12日-26日)はマイナス7.61と前日のプラス7.56から低下し、シグナル(9日)は9.28と前日の20.30から低下しました。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス16.89と前日のマイナス12.74から低下し、「売り」を継続しました。これは6月21日に売り転換しました。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は5日です。

 

7月1日のNYダウは3日続伸し、前日比131.02ドル高の34633.53ドルでした。S&P500種は6日続伸し、同22.44ポイント高の4319.94ポイントでした。ナスダック総合株価指数は反発し、同18.423ポイント高の14522.376ポイントでした。

 

米国株は堅調でしたが、雇用統計発表を控えた週末ですので、日経平均の上値は重そうです。引き続き、本日終値が、75日移動平均線(7月1日現在29050.89円)を超えることができるかに注目しています。想定メインレンジは、28750円±300円程度です。ちなみに、6月の米雇用統計では非農業部門雇用者数は前月比70万人程度の増加と、5月の55万9000人から伸びが加速すると見込まれています。

 

物色面では、7月1日、興和株式会社が、「新型コロナウイルス感染症患者を対象としたイベルメクチンの臨床試験【開発コード:K-237】を開始」を発表したことで、イベルメクチン関連が物色されるかもしれません。具体的には、リニカル(2183)、科研製薬(4521)、明治ホールディングス(2269)、ソレイジア・ファーマ(4597)などに注目しています。

 

https://ssl4.eir-parts.net/doc/2183/tdnet/1883952/00.pdf

 

https://www.meiji-seika-pharma.co.jp/pressrelease/2021/detail/210609_01.html

 

一方、7月1日の東証マザーズ指数は前日比7.25p(0.60%)安の1200.21pと、反落しました。5日移動平均線(1日現在1203.38p)は下回りましたが、25日移動平均線(同1173.47p)、75日移動平均線(同1181.17p)は上回っています。出来高は7664万株、売買代金は1495億円でした。5月12日に、2021年3月9日の1113.58pと、2020年12月22日の1125.60pに挟まれた「中期的な下値サポートゾーン」を割り込んだことで、底割れとなり、調整が長期化するリスクが高まっていましたが、このゾーン上限の1125.60pを5月21日に終値で上抜けたことで、調整一巡感が強まりました。よって、5月17日の1040.58pが当面の底値となる見通しです。

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