8日の海外動向と本日の相場見通し 日経平均の上値は重そう

9日の大阪ナイトセッションの日経平均先物12月物は前日比80円高の26570円、高値は9日03時51分の26570円、安値は8日20時59分の26350円でした。

8日のNYダウは反発、前日比104.09ドル高の30173.88ドルとなりました。ナスダック総合株価指数は4日続伸、同62.828ポイント高の12582.774ポイントと連日で過去最高値を更新しました。S&P500種株価指数は反発、同10.29ポイント高の3702.25ポイントとなりました。

英国で新型コロナウイルスのワクチン接種が8日に始まり、米国でも早期にワクチン接種が始まるとの期待が強まりました。新型コロナウイルスワクチンを巡るポジティブなニュースを受け、ヘルスケア関連株が買われました。ただ、追加経済対策を巡る不透明感から上値は抑制されました。

NY原油先物相場は続落、WTI期近の2021年1月物は前日比0.16ドル安の1バレル45.60ドルでした。NY金先物相場は続伸、2月物は前日比8.9ドル高の1トロイオンス1874.9ドルでした。NY円相場は反発、前日比10銭円安・ドル高の1ドル=104円10~20銭でした。

8日のVIX指数は前日比0.62(2.91%)安の20.68でした。また、VIX3Mは同0.65(2.65%)安の23.87で、VIX/VIX3Mレシオは同0.00(0.27%)安の0.87と、1を割り込んでいます。米国株式市場が落ち着きを取り戻しています。このため、「リスクパリティ型ファンド」からの暴力的な売りを警戒する必要性は大幅に低下しています。また、Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、前日比2.46(1.86%)高の134.90でした。

一方、8日の日本では、プット・コールレシオは0.27と前日の0.38から低下しました。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は120.47と前日の112.15から上昇しました。新高値銘柄数は42、新安値銘柄数は20でした。

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は8日現在「上向き」から「水平」に転換しました。転換線は「上向き」から「水平」に転換しました。。転換線と基準線は「好転」継続です。遅行スパンは26日前よりも上に浮上したままで、「好転」継続です。引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できません。先行スパン2は、「水平」継続です。また、8日現在のMACD(12日-26日)は645.49と前日の688.74から低下、シグナル(9日)は715.75と前日の718.48から低下、ヒストグラム(=MACD -シグナル)は-70.26と前日の-29.74から低下し、「売り」継続です。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は3日です。

ファイザーが独ビオンテックと共同開発したワクチンの接種が英国で始まったことや、FDAの諮問委員会が10日に開催され、米国でも早期に使用される見通しであることはポジティブ材料です。しかしながら、米国の追加経済対策の協議が難航していることはネガティブ材料です。日経平均の上値は重そうです。想定レンジは26550円±300円程度です。

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