8月9日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

8月8日の日経平均は前週末比73.37円(0.26%)高の28249.24円と、4日続伸しました。5日移動平均線(8日現在27938.79円)、25日移動平均線(同27259.46円)、75日移動平均線(同26964.20円)、100日移動平均線(同27012.61円)、200日移動平均線(同27559.45円)全て上回っています。9日の大阪証券取引所における日経平均先物9月物の夜間取引終値は前日比80円安の28160円、高値は8日22時44分の28310円、安値は9日03時54分の28070円でした。8日の騰落レシオ(6日移動平均)は111.81%でした。新高値銘柄数は70、新安値銘柄数は23でした。また、8日現在のMACD(12日-26日)は348.15、シグナル(9日)は315.45でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は32.70でした。これは7月8日にプラス転換しました。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は1日です。ちなみに、8日時点の当社の「天井確認10項目」のうち「4つ」(前日は3つ)が点灯している状況です。

 

8日のNYダウは続伸し、前週末比29.07ドル高の32832.54ドルでした。一方、ナスダック総合株価指数は続落し、同13.096ポイント安の12644.459ポイントでした。10日に7月の米CPIの発表を控えているため、様子見ムードが強かったようです。なお、エヌビディアが8日朝に2022年5~7月期見込みの売上高と売上高総利益率を大幅に下方修正したことで、他のハイテク株が売られました。

 

本日の東京株式市場では、高値警戒感から、上値では売りが出そうです。なお、東京エレクトロン(8035)が8日発表した2022年4~6月期の連結決算は、純利益が前年同期比12%減の880億円でした。また、ソフトバンクグループ(9984)が8日発表した2022年4~6月期の連結決算は、最終損益が3兆1627億円の赤字でした。両銘柄が、本日のセンチメントを悪化させる見通しです。日経平均については、テクニカル的には、8日時点で5日移動平均線を3日連続で上回っています。また、5日移動平均線自体は上向きを続けています。なお、5日移動平均線が上向きを続けるためには、本日終値が8月2日の27594.73円を上回る必要があります。上値では利食いが出てくるため、日経平均は8日終値28249.24円アラウンドで膠着するとみています。ただし、売り方の買い戻しや、押し目買いニーズも強いため、下値は堅いともみています。8日の日経平均ボラティリティー・インデックスは前週末比2.04(10.02%)安の18.31でした。本日の日経平均の想定レンジは8日終値28249.24円±400円程度です。

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