10日の海外動向と本日の相場見通し 日経平均は22500円付近のもみあいでしょう

11日の大阪ナイトセッションの日経平均先物6月物は前日比20円高の22520円、高値は110044分の22550円、安値は102212分の22470円でした。10日のNYダウは6日続伸、前日比196.99ドル高の24739.53ドルでした。4月のCPIの前月比の上昇率が市場予想を下回ったため、FRBが利上げを加速するとの警戒感が和らいだことが買い材料でした。ナスダック総合株価指数は5日続伸し、同65.070ポイント高の7404.975ポイントでした。NY原油先物相場は続伸、WTI期近の6月物は前日比0.22ドル高の1バレル71.36ドルでした。NY円相場は反発、前日比35銭円高・ドル安の1ドル=1093545銭でした。

 

米株は堅調ですが、円安が一服しています。このため、本日の日経平均は22500円付近のもみあいでしょう。想定レンジは22500円±150円程度です。なお、トランプ米大統領は10日、北朝鮮の金正恩委員長との初の首脳会談を6月12日にシンガポールで開くと発表しました。これは地政学リスク低下という意味でポジティブです。しかし、この点はこれまでの相場でほぼ織り込み済みです。改めて好感することはないでしょう。

 

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