14日の海外動向と本日の相場見通し 追加関税据え置きはネガティブも、日経の下値は堅い

15日の大阪ナイトセッション日経平均先物3月物は前日比50円安の23950円、高値は150305分の24020円、安値は141728分の23830円でした。14日のNYダウは続伸、前日比32.62ドル高の28939.67ドルでした。一方、ナスダック総合株価指数は反落、同22.603ポイント安の9251.329ポイントでした。JPモルガン・チェースなど米銀行大手が14日発表した好決算は好材料でしたが、米ブルームバーグ通信が、「米政府は中国に第1段階の合意を順守させるため、対中追加関税を米大統領選後まで据え置く」と報じたことが嫌気されました。NY原油先物相場は6日ぶりに反発、WTI期近の2月物は前日比0.15ドル高の1バレル58.23ドルでした。NY円相場は、1ドル=10995銭~11005銭、5銭円安・ドル高でした。

 

米国が発動済みの対中追加関税を今秋の大統領選後まで維持すると伝わったことは、ややネガティブです。また、日経平均に関しては、24000円オーバーでは利食い売りが優勢な状況です。このため、本日の日経平均の上値は重そうです。しかしながら、下値を売り叩く材料も特に見当たりません。また、下がれば、評価損に苦しむ売り方の買い戻しや、出遅れた投資家からの押し目買いも入るため、下値も相当堅いとみています。結果として、日経平均は23950円±150円程度のレンジで膠着しそうです。

 

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