16日の海外動向と本日の相場見通し 流石に、目先の日経平均は調整入りの可能性高い

17日の大阪ナイトセッションの日経平均先物3月物は前日比190円安の30410円、高値は16日16時38分の30590円、安値は17日02時10分の30380円でした。16日のNYダウは続伸、前週末比64.35ドル高の31522.75ドルと連日で過去最高値を更新しました。一方、米債券市場で長期金利の指標となる10年物国債利回りが前週末比0.10%高の1.31%とこの日の最高水準で終えたこともあり、高PERのハイテク株の一角は売られ、ナスダック総合株価指数は3日ぶりに反落、同47.975ポイント安の14047.499ポイントでした。NY原油先物相場は続伸、WTI期近の3月物は前週末比0.58ドル高の1バレル60.05ドルでした。NY金先物相場は3日続落、4月物は前週末比24.2ドル安の1トロイオンス1799.0ドルでした。NY円相場は4日続落、前週末比1円15銭円安・ドル高の1ドル=106円00~10銭でした。

 

16日のVIX指数は前日比1.49(7.46%)高の21.46でした。また、VIX3Mは同1.05(3.96%)高の27.55で、VIX/VIX3Mレシオは同0.03(3.37%)高の0.78と、1を下回っています。このため、「リスクパリティ型ファンド」からの暴力的な売りを警戒する必要性が大幅に低下しています。また、Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、前日比2.51(1.82%)高の140.17でした。

 

16日の日本では、プット・コールレシオは0.39と前日の0.34から上昇しました。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は109.98と前日の117.55から低下しました。新高値銘柄数は100、新安値銘柄数は2でした。

 

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は16日現在「上向き」継続です。転換線は「上向き」継続です。転換線と基準線は「好転」継続です。遅行スパンは26日前の日足よりも上に浮上したままで、「好転」継続です。引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できません。先行スパン2は「上向き」継続です。また、16日現在のMACD(12日-26日)は608.91、シグナル(9日)は430.10、ヒストグラム(=MACD -シグナル)は178.81で、「買い」転換です。(買い転換は2月9日でした。)なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は5日です。

 

これまでの上昇ピッチが流石に速過ぎたと思われるため、目先の日経平均は調整するとみています。本日の想定レンジは30300円±400円程度です。なお、短期的な過熱感以外に、特段悪材料は見当たらないため、下値不安が強まることはないでしょう。押し目では、担がれた売り方の買い戻しや、出遅れた投資家の押し目買いが入り、底は堅いとみています。

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