19日の海外動向と本日の相場見通し 米国株安が重し、日経平均の上値は重そう

20日の大阪ナイトセッションの日経先物9月物は前日比50円安の23080円、高値は20日01時00分の23200円、安値は終値でした。19日のNYダウは3日続落、前日比85.19ドル安の27692.88ドルでした。ナスダック総合株価指数は3日ぶりに反落し、同64.38ポイント安の11146.46ポイントでした。FRBが発表したFOMC議事要旨(7月28~29日開催分)を受けて米景気の不透明感が強まり、嫌気されました。NY原油先物相場は上昇、WTI期近の9月物は、前日比0.04ドル高の1バレル42.93ドルでした。NY金先物相場は反落、12月物は前日比42.8ドル安の1トロイオンス1970.3ドルでした。NY円相場は4日ぶりに反落し、前日比75銭円安・ドル高の1ドル=106円10~20銭でした。

 

19日のVIX指数は前日比1.03(4.79%)高の22.54でした。また、VIX3Mは同0.76(2.78%)安の28.11で、VIX/VIX3Mレシオは同0.02(1.96%)高の0.80と、依然として1を下回っているので米株式相場は良好です。また、Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)<オプション価格を基に計算しますが、目先の相場が上昇する確率を、下落する確率がどれだけ上回っているかを表す。目先の相場が大きく下落する確率が高まると、Skew指数は大きくなる。>は、前日比0.12(0.09%)高の138.20でした。

 

一方、19日の日本では、プット・コールレシオは15.41と、前日の15.61から低下しました。(なお、同レシオの7月9日から16日まで、また、7月22日以降の異常値(過去にない値)とも思える数値は、計算上は正しい数値だということです。プット・コールレシオの算出元の1つである国内個別株を対象とするeワラントの取引が停止となっていることや、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で市場のボラティリティが高まっていたことなどの要因から、プット・コールレシオは大きくブレやすいやすい状況となっていたということです。)新高値銘柄数は72、新安値銘柄数はゼロ、東証1部の騰落レシオ(25日平均)は108.53と前日の100.95からやや上昇しました。

 

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は19日現在「水平」継続です。転換線も「水平」継続です。転換線と基準線は「好転」継続です。遅行スパンは26日前よりも上に浮上しており、「好転」を継続です。また、引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、9月16日です。また、19日現在のMACD(12日-26日)は187.48、シグナル(9日)は101.83、ヒストグラム(=MACD -シグナル)は85.65で、「買い」継続です。

 

前日の米国株が軟調のため、本日の日経平均の上値は重そうです。想定レンジは23050円±250円程度です。ただし、米エヌビディアが19日に発表した2020年5月~7月期決算は売上高が過去最高となり、3四半期連続で増収増益でした。データセンター部門の売上高は2四半期連続で10億ドル超え、過去最高を記録。アマゾンなど「ハイパースケーラー」と呼ばれる大手クラウド事業者向けの売り上げが引き続き好調でした。そして、AIに特化した新型GPU「A100」も伸び、データセンター向けの売上高は四半期ベースで初めてゲーム向けを上回りました。これを受け、半導体関連は物色されそうです。

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