19日の海外動向と本日の相場見通し 米株安・円高・人民元安・上海株安を受け、日経は軟調推移

20日の大阪ナイトセッションの日経先物9月物は前日比100円安の22690円、高値は191636分の22790円、安値は200219分の22660円でした。19日のNYダウは6日ぶりに反落、前日比134.79ドル安の25064.50ドルでした。トランプ米大統領は来週、EUのユンケル欧州委員長などと会談するため、自動車関税を巡る米欧の貿易摩擦への警戒感から、売りが優勢でした。一方、ナスダック総合株価指数は続落、同29.148ポイント安の7825.296ポイントでした。NY原油先物相場は3日続伸、WTI期近の8月物は前日比0.70ドル高の1バレル69.46ドルでした。NY円相場は1ドル=1124050銭、40銭円高・ドル安でした。

 

FRBの利上げについてトランプ大統領が「好ましくない」と述べたと報じられ、パウエルFRB議長に政権からの政治的圧力が強まり、利上げペースに影響しかねないとの見方が強まりました。この結果、外国為替市場でドルが円に対して売られました。これは本日の日経平均にマイナスに作用するでしょう。また、米株の下落も逆風です。日経平均の想定レンジは22700円±150円程度です。なお、19日の日中の取引では1ドル=6.77元まで元安が進み、17年7月以来の水準を付けました。また、19日の上海総合指数は5日続落し、6日以来ほぼ2週ぶりの安値を付けました。投資家は、ザラ場中は、人民元相場と上海株の動向に対して神経質になるでしょう。

 

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