23日の海外動向と本日の相場見通し トランプ発言・米株安・円高を嫌気

24日の大阪ナイトセッション日経平均先物9月物は前日比70円安の19350円、高値は始値の19440円、安値は24日05時15分の19340円でした。23日のNYダウは3日ぶりに反落、前日比87.80ドル安の21812.09ドルでした。ナスダック総合株価指数は反落し、同19.072ポイント安の6278.406ポイントでした。トランプ米大統領がメキシコ国境との壁建設に向け政府機関の閉鎖も辞さないと発言したことが嫌気されました。NY原油先物相場は続伸、WTI期近の9月物は前日比0.58ドル高の1バレル48.41ドルでした。NY円相場は1ドル=109円00~10銭、前日比50銭円高・ドル安でした。

 

米株安、1ドル=109円アラウンドの円高を嫌気し、本日の日経平均は反落する見通しです。想定レンジは19350円±100円程度です。24~26日に米ワイオミング州ジャクソンホールで経済シンポジウムが開催され、25日にイエレンFRB議長とドラギECB総裁の講演が予定されているため、2人の発言内容を見極めたいとのムードが終日続くでしょう。また、トランプ発言を受け、連邦債務の上限引き上げなど重要課題の審議が難航するとの見方から、今後の米国株動向への不安が強まっているため、多くの投資家は買い手控えスタンスを崩すことはなさそうです。

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