25日の海外動向と本日の相場見通し 米株大幅安を嫌気、個人中心の銘柄群の株価動向が心配

26日の大阪ナイトセッションの日経平均先物3月物は前日比630円安の29560円、高値は25日17時04分の30220円、安値は26日05時24分の29520円でした。25日のNYダウは大幅反落、前日比559.85ドル(1.8%)安の31402.01ドルでした。ナスダック総合株価指数も大幅反落、同478.535ポイント(3.5%)安の13119.431ポイントでした。米10年物国債利回りは前日比0.15%高の1.52%で取引を終えました。一時、1.61%と昨年2月以来の水準に上昇したことが嫌気されました。NY原油先物相場は続伸、WTI期近の4月物は前日比0.31ドル高の1バレル63.53ドルでした。NY金先物相場は3日続落、4月物は前日比22.5ドル安の1トロイオンス1775.4ドルでした。NY円相場は3日続落、前日比40銭円安・ドル高の1ドル=106円20~30銭でした。

 

25日のVIX指数は前日比7.55(35.38%)高の28.89でした。また、VIX3Mは同4.35(16.80%)高の30.24で、VIX/VIX3Mレシオは同0.13(15.91%)高の0.96と、1を下回っていますが、ここにきて急上昇したため、「リスクパリティ型ファンド」からの暴力的な売りを警戒する必要性がやや高まりつつあります。Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、前日比3.55(2.56%)高の142.07でした。

 

25日の日本では、プット・コールレシオは0.47と前日の0.41から上昇しました。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は110.34と前日の106.43から上昇しました。新高値銘柄数は50、新安値銘柄数は5でした。

 

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は25日現在「水平」を継続しています。転換線は「上向き」を継続しています。転換線と基準線は「好転」継続です。遅行スパンは26日前の日足よりも上に浮上したままで、「好転」継続です。引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できません。先行スパン2は「水平」から「上向き」に転換しました。また、25日現在のMACD(12日-26日)は574.11、シグナル(9日)は595.64、ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス21.53で、「売り」継続です。(売り転換は2月24日でした。)なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は4日です。

 

米国株の大幅下落を嫌気し、本日の日経平均は大幅に反落スタートする見通しです。想定レンジは29600円±300」円程度です。週末で月末ということもあり、積極的な買いは期待し難い状況です。その一方、米国株安以外に、大きな悪材料も見当たらないため、外部環境悪化を嫌気した売り一巡後は、底堅く推移するともみています。優良大型株には内外の機関投資家からの押し目買いは期待できますが、個人中心の新興市場や小型材料株に関しては、そのような買いが見込めないため、投げが投げを呼ぶ展開を警戒しておく必要がありそうです。

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