26日の海外動向と本日の相場見通し 米株高は追い風も、FRB議長講演控え上値は重そう

27日の大阪ナイトセッションの日経先物9月物は前日比60円高の23280円、高値は27日00時57分の23310円、安値は26日17時07分の23180円でした。26日のNYダウは反発、前日比83.48ドル高の28331.92ドルと半年ぶりの高値で取引を終えました。ナスダック総合株価指数は5日続伸、同198.59ポイント高の11665.06ポイントと過去最高値を更新、S&P500種株価指数も5日続伸、同35.11ポイント高の3478.73ポイントとこちらも過去最高値で終えました。モデルナが26日、コロナワクチンの臨床試験で中高年層の被験者でも年齢が低い被験者と同等の効果が確認されたと発表したことが買い材料になりました。NY原油先物相場は3日続伸、WTI期近の10月物は前日比0.04ドル高の1バレル43.39ドルでした。NY金先物相場は3日ぶりに反発、12月物は前日比29.4ドル高の1トロイオンス1952.5ドルでした。NY円相場は4日ぶりに反発、前日比40銭円高・ドル安の1ドル=105円95銭~106円05銭でした。

 

26日のVIX指数は前日比1.24(5.63%)高の23.27でした。また、VIX3Mは同0.79(2.83%)安の28.70で、VIX/VIX3Mレシオは同0.02(2.72%)高の0.81と、依然として1を下回っているので米株式相場は良好です。また、Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)<オプション価格を基に計算しますが、目先の相場が上昇する確率を、下落する確率がどれだけ上回っているかを表す。目先の相場が大きく下落する確率が高まると、Skew指数は大きくなる。>は、前日比4.44(3.03%)安の142.09でした。

 

一方、26日の日本では、プット・コールレシオは4.07と前日の4.35から低下しました。(なお、同レシオの7月9日から16日まで、また、7月22日以降の異常値(過去にない値)とも思える数値は、計算上は正しい数値だということです。プット・コールレシオの算出元の1つである国内個別株を対象とするeワラントの取引が停止となっていることや、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で市場のボラティリティが高まっていたことなどの要因から、プット・コールレシオは大きくブレやすいやすい状況となっていたということです。)新高値銘柄数は43、新安値銘柄数は1、東証1部の騰落レシオ(25日平均)は102.10と前日の101.11からやや上昇しました。

 

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は26日現在「上向き」から「水平」に転換しました。転換線も「上向き」から「水平」に転換しました。転換線と基準線は「好転」継続です。遅行スパンは26日前よりも上に浮上しており、「好転」を継続です。また、引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、9月16日です。また、26日現在のMACD(12日-26日)は192.70と前日の179.75から上昇、シグナル(9日)は173.62と前日の164.57から上昇、ヒストグラム(=MACD -シグナル)は19.08と前日の15.18からやや上昇し、「買い」継続です。

 

26日の米国株高を受け、本日の日経平均は堅調推移が見込まれます。想定レンジは23300円±200円程度です。ですが、パウエルFRB議長が日本時間27日夜に「金融政策の枠組み見直し」をテーマに講演するため、その内容を見極めたいとのムードは終日強いでしょう。このため、堅調ながらも、上値は重そうです。

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