28日の海外動向と本日の相場見通し 欧米株安を受け軟調、日経平均は75DMAを割り込むか否かに注目

29日の大阪ナイトセッションの日経平均先物12月物は前日比350円安の23070円、高値は28日16時46分の23370円、安値は29日04時59分の23050円でした。28日のNYダウは4日続落、前日比943.24ドル安の26519.95ドルでした。ナスダック総合株価指数は反落、同426.48ポイント安の11004.87ポイントでした。欧米で新型コロナウイルスの感染が再び深刻化していることが嫌気されました。NY原油先物相場は反落、WTI期近の12月物は前日比2.18ドル安の1バレル37.39ドルでした。NY金先物相場は4日ぶりに反落、12月物は前日比32.7ドル安の1トロイオンス1879.2ドルでした。

 

10月28日のVIX指数は前日比6.93(20.78%)高の40.28でした。また、VIX3Mは同5.03(15.37%)高の37.75で、VIX/VIX3Mレシオは同0.05(4.69%)高の1.07と、連日で1を超えています。米国株式市場がボラタイルな局面入りしています。今後は、これが1を下回るまでは、「リスクパリティ型ファンド」からの暴力的な売りを警戒しておく必要がありそうです。また、Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、前日比1.72(1.35%)高の129.30でした。

 

一方、10月28日の日本では、プット・コールレシオは5.22と前日の4.56から上昇しました。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は82.04と前日の88.42から低下しました。新高値銘柄数は28、新安値銘柄数は23でした。

 

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は10月28日現在「水平」継続です。転換線は「下向き」から「水平」に転換しました。転換線と基準線は「好転」継続です。遅行スパンは26日前よりも上で推移し、「好転」継続です。そして、引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できません。また、10月28日現在のMACD(12日-26日)は55.92と前日の68.57から低下、シグナル(9日)は87.91と前日の94.07から低下、ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス31.99と前日のマイナス25.51から低下し、「売り」継続です。

 

欧米で新型コロナウイルスの感染が再び拡大し、世界景気への懸念が高まって、欧米株式相場が大幅安となっているため、本日の日経平均は軟調推移が見込まれます。想定レンジは23100円±250円程度です。日銀は本日、金融政策決定会合の結果、展望リポートを発表し、黒田東彦総裁が会見する予定です。前場の相場下落を受けて、後場は日銀のETF買いへの期待に加え、総裁会見への期待もあるため、売り一巡後は、軟調推移は仕方ないとしても、底堅い動きが見込めそうです。テクニカル的には75日移動平均線(28日現在23100.90円)を終値で割り込むか否かに注目しています。

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