29日の海外動向と本日の相場見通し 「株を枕に年を越すのは怖いからやめよう」というムードへ

 

30日の大阪ナイトセッションの日経平均先物3月物は前日比70円安の19000円、高値は29日18時03分の19090円、安値は30日02時12分の18920円でした。29日のNYダウは続落、前日比13.90ドル安の19819.78ドルでした。NY原油先物相場は5日ぶりに反落、WTI期近の2月物は前日比0.29ドル安の1バレル53.77ドルでした。NY円相場は1ドル=116円50~60銭の70銭円高・ドル安でした。

 

NYダウが続落し、ドル/円相場が1ドル=116円台で若干円高気味のため、大納会の日経平均は冴えない動きとなりそうです。想定レンジはナイトセッションの取引レンジの18920円~19090円です。昨日の日経平均は前日比256.58円安の19145.14円と、これまでサポートとして機能していた26週移動平均ベースのボリンジャーバンドプラス2σ(29日現在19305.52円)を割り込みました。このため、今後は、これまでのプラス2σとプラス3σのレンジから、プラス1σ(同18367.04円)とプラス2σのレンジに切り下がる可能性が高まりました。11月の米大統領選挙以降、一本調子に上昇してきた日経平均ですが、12月21日の19592.90円が目先天井となり、いったん調整局面に入る気配が濃厚となっています。

 

また、12月第3週(19~22日)の投資主体別売買動向で、外国人投資家は米大統領選直前の11月第1週以来、7週ぶりに日本株を売り越しました。売越額は1947億円と、約3カ月ぶりの高水準でした。外国人投資家が、これまでの日本株の一本調子の上昇の牽引役だっただけに、これもネガティブな材料です。

 

こうなると、本日の注目は今年の大発会の始値の18818.58円を、本日終値が上回り、年足陽線が実現するか否かということになりそうです。思い返せば今年は、大発会の582.73円安を皮切りに年初から6日続落し、6日間で、終値ベースで1814.75円(9.53%)下落するという最悪のスタートを切りました。昨日の下落で、多くの投資家がその再来を危惧する情勢に変化したため、おそらく本日は、「掉尾の一振」は諦め、「株を枕に年を越すのは怖いからやめよう」というムードが強まる見通しです。

 

それにしても、早いもので、2016年も残すところあとわずかとなりました。本年も大変お世話になりまして、ありがとうございました。どうぞよいお年をお迎えください。来年もよろしくお願いいたします。

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