29日の海外動向と本日の相場見通し 米株高・円安で日経平均は堅調推移

30日の大阪ナイトセッション日経平均先物9月物は前日比240円高の20700円、高値は300204分の20720円、安値は始値の20530円でした。29日のNYダウは続伸、前日比326.15ドル高の26362.25ドルでした。ナスダック総合株価指数は同116.512ポイント高の7973.394ポイントでした。29日、中国商務省の報道官が、「貿易戦争のエスカレートに断固反対する。冷静な態度で協議と協力をし、問題を解決したい」と述べました。トランプ米大統領も貿易協議を「これまでと違うレベルで再開する」と話しました。これが好感されました。NY原油先物相場は3日続伸、WTI期近の10月物は前日比0.93ドル高の1バレル56.71ドルでした。NY円相場は続落し、前日比35銭円安・ドル高の1ドル=1064555銭でした。

 

米国株高、円安を受け、本日の日経平均は堅調推移が見込まれます。想定レンジは20700円±200円程度です。貿易問題を巡る米中の対立が緩和に向かうとの期待が高まったため、リスクオンムードが強まるでしょう。半導体や機械など中心に中国関連が買い戻されるとみています。ただし、買い一巡後は、新たな買い材料が出ない限り、上値は限定的だとみています。米中貿易協議の推移、内容を見極めたいとのムードが強まると考えるからです。

 

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