3日の海外動向と本日の相場見通し 急激な円高と下方修正ラッシュで神経質な展開

3日のシカゴ日経平均先物3月限(円建て)は17000円大証比160円安でした。円高が急速に進む過程で一時16620円まで売り込まれる場面がありました。原油先物相場の大幅高が好感され、3日のNYダウは3日ぶりに反発、前日比183.21ドル高の16336.66ドルでした。NY原油先物相場は3日ぶりに大幅反発、WTI期近の3月物は前日比2.40ドル高の1バレル32.28ドルでした。一方、1月のISM非製造業景況感指数が前月から低下したことや、NY連銀のダドリー総裁が、「昨年12月の米利上げ以降、金融状況は著しくひっ迫しており、金融当局者はこうした状況が継続するなら考慮する必要がある」コメントしたため、NY外国為替市場でドル売り圧力が強まり、円は対ドルでは1ドル=117円05銭にまで上昇しました。これは日銀がマイナス金利の導入を決めた1月29日の水準(円の高値は118円41銭)を上回る円高・ドル安水準です。なお、終値は117円85銭/117円88銭でした。

 

急激な円高を受け、本日の日経平均は3日続落スタートが見込まれます。その後は、東京外国為替市場での円相場の動向を横目に睨みながら、神経質な動きが続きそうです。想定レンジはシカゴ先物の安値16620円~5日移動平均線(3日現在17473.38円)です。戻りを試すには円相場が円安に振れることが必要です。円が対ドルで高止まりするようなら17000円の攻防、仮に、円高がさらに進行するようなら下方向(シカゴ安値16620円方向)に走るでしょう。

 

なお、中国や新興国経済の想定以上の減速や、資源価格下落、そして、米アップルの「アイフォーン」の販売鈍化を受け、主力企業の16年3月期の通期業績予想の下方修正が相次いでいます。この足元の業績悪を相場が織り込み切らない限り、すっきりとした上昇は期待薄ですね。

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