5日の海外動向と本日の相場見通し ダウ最高値更新も、緊急事態延長観測が相場の重し

5日のシカゴ日経平均先物6月物は大証の4月30日終値比195円高の29075円でした。5日のNYダウは3日続伸、前日比97.31ドル高の34230.34ドルと、2週間半ぶりに過去最高値を更新しました。一方、ナスダック総合株価指数は4日続落、同51.078ポイント安の13582.425ポイントでした。エネルギーや素材、資本財関連の景気敏感株が買われ、ハイテク株が売られました。なお、5日発表の4月のISM非製造業景況感指数は62.7と過去最高だった前月から1.0ポイント低下したものの、好不況の境目である50を大きく上回りました。これを受け、経済活動の正常化期待の高まりから、金融や消費関連株も買われました。NY原油先物相場は3日ぶりに反落、WTI期近の6月物は前日比0.06ドル安の1バレル65.63ドルでした。NY金先物相場は反発、6月物は前日比8.3ドル高の1トロイオンス1784.3ドルでした。NY円相場は反発、前日比10銭円高・ドル安の1ドル=109円15~25銭でした。

 

5日のVIX指数は前日比0.33(1.69%)安の19.15でした。また、VIX3Mは同0.41(1.81%)安の22.26で、VIX/VIX3Mレシオは同0.00(0.12%)高の0.86と、1を下回っているため、「リスクパリティ型ファンド」からの暴力的な売りを警戒する必要性が大幅に低下しています。Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、前日比1.63(1.13%)安の142.12でした。

 

5日にNYダウが過去最高値を更新したことはポジティブ材料です。一方、新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言について、政府が延長の検討に入ったと伝わっており、これが日本株の上値を抑えるでしょう。日経平均の想定レンジは29000円±300円程度です。大型連休の谷間でもあり、決算発表も控えていることを考えれば、多くの投資家は様子見スタンスを崩すことはないでしょう。

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