14日の海外動向と本日の相場見通し 日経平均も弱含みながら、小さな動きが予想されます

14日のシカゴ日経平均先物9月物は15775円大証比5円安でした。NYダウは4日続落し、前日比57.66ドル安の17674.82ドルでした。英大衆紙サンがEU離脱支持を表明するなど、英国のEU離脱派が優勢となったことが嫌気されました。一方、15日まで開くFOMC後の声明や委員の金利見通しなどを見極めたいとのムードは強かったです。NY原油先物相場は4日続落、WTI期近の7月物は前日比0.39ドル安の1バレル48.49ドルでした。NY円相場は3日続伸し、前日比10銭円高・ドル安の1ドル=106円10~20銭でした。

 

米株安、原油先物安、円高はどれも日本株にネガティブですが、どれもその変動率は小さいので、本日の日経平均も弱含みながら、小さな動きが予想されます。なお、MSCIは中国本土の人民元建て株式(A株)を新興国株指数に採用するのを見送ると発表しました。これを受け、中国株が急落するようなら多少日本株にも売り圧力が増すとは思いますが、そもそもそれへの市場の関心は低かったため、その影響は限定的とみています。本日の日経平均の想定レンジは下値は4月8日の15471.80円。上値は5日移動平均線(14日現在16395.77円)です。

 

なお、注目は昨日、前日比115.13ポイント(10.33%)安の999.91ポイントに急落した東証マザーズ指数の動向です。下落幅は2006年7月18日以来、約10年ぶりの大きさでした。この急落を受け、信用取引を行っている個人投資家に、追証が相当数発生したと観測されます。また、そこまでに至らなくとも、維持率が大幅に低下した投資家も多そうです。つまり、追証絡みの買い建玉の決済、代用有価証券の換金売り圧力が強い状況に陥り、マザーズ市場の需給は非常に悪いとみておく必要があります。この売りが止むまでは、本格的な反発は期待薄でしょう。

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